カルチャー

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シャガール 三次元の世界 東京ステーションギャラリー

色彩豊かな絵画で著名なマルク・シャガール(Marc Chagall)が晩年、60歳を過ぎてから始めた彫刻制作に焦点を当てた展覧会です。日本初公開作品を含む彫刻や陶芸のほか、それに関連した油彩や水彩、素描や版画など全170点の作品が一堂に揃い...
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映画「50年後のボクたちは(Tschick)」

ファティ・アキン (Fatih Akın)監督の作品には、「ソウル・キッチン」のような明るく盛り上がる映画と、「消えた声が、その名を呼ぶ」のようなシリアスな映画がありますが、本作は前者、明るく楽しい1本です。とはいえ、移民として育ったこの監...
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映画「オン・ザ・ミルキー・ロード(On the Milky Road)」

エミール・クストリッツァ(Emir Kusturica)監督、9年ぶりの新作です。この監督らしい笑いと風刺がちりばめられた独自の世界が展開します。主演は監督自身。「エル・クラン」のパブロ・トラペロ監督が手がけた「セブン・デイズ・イン・ハバナ...
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超絶記録!西山夘三のすまい採集帖 LIXILギャラリー

昭和の住まいを見続けた建築学者、西山夘三の凄まじい記録を見ていく展覧会です。 京の町家や日本各地に点在する農家をはじめ、住宅不足だった戦後に家に転用されたバスや電車ずまい、軍艦島や筑豊の炭鉱住宅、自らが軍隊生活を体験した兵営や戦後に暮らした...
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映画「ダンケルク(Dunkirk)」

クリストファー・ノーラン(Christopher Nolan)監督の最新作です。前作「インターステラー」のときも同じことを記しましたが、この作品も映画館の大スクリーンで観なくては意味がない1本です。なぜなら、物語の展開や演技を楽しむ作品では...
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ヨコハマトリエンナーレ 2017 – 島と星座とガラパゴス 横浜美術館

3年に1度行われている現代アートの国際展「ヨコハマトリエンナーレ 2017」を観に横浜美術館まで出かけてきました。第6回を迎える2017年は、タイトル「島と星座とガラパゴス」のもと、接続性と孤立をテーマに約40組のアーティスト作品を紹介して...
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映画「ボブという名の猫(A Street Cat Named Bob)」

ほのぼのとした映画です。薬物中毒で親から追い出され、ストリートミュージシャンをしながら路上で暮らしていた主人公が、野良猫のボブと出会ったことで更正していく物語。これがフィクションだったら、話が出来過ぎで気持ちが萎えそうですが、実話だというこ...
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レイモン ドゥパルドン写真展 シャネル・ネクサス・ホール

フランスを代表する写真家レイモン・ドゥパルドン(Raymond Depardon)は、12歳で初めてカメラを手にし、18歳の頃からフォト・ジャーナリストとしてのキャリアをスタート。35歳のときにアフリカ中央部の国家、チャドを取材したルポター...
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サンシャワー 東南アジアの現代美術 展 国立新美術館 × 森美術館

国立新美術館と森美術館で同時開催されている東南アジアの現代美術展を観てきました。ASEAN10カ国、80組のアーティストが参加している大規模な展覧会です。複雑な歴史をもつ人口約6億人、多民族、多言語、多宗教の地域で生まれた多様な文化と価値観...
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映画「パターソン(Paterson)」

平凡な日常の中で起こる些細なできごとを丁寧にすくい取り、登場人物たちの他愛ない会話を意識的に切り取ることで、映画の世界観を伝えていく作品です。良くも悪くもジム・ジャームッシュ(Jim Jarmusch)らしい映画で、特段の盛り上がりもありま...