Helena Rohner 映画「ザ・ルーム・ネクスト・ドア(The Room Next Door)」 ペドロ・アルモドバル(Pedro Almodóvar)監督が初めて手がけた全編英語の長編映画です。主な登場人物は2人で、その1人であるマーサを同監督初の英語による短編映画「ヒューマン・ボイス」で一人芝居していたティルダ・スウィントン(Til... 2025.02.24 Helena RohnerSteve Monoカルチャースペイン
カルチャー 映画「太陽と桃の歌(Alcarràs)」 久しぶりに映画のお話を。6年前に観た「悲しみに、こんにちは」でデビューを飾ったカタルーニャ出身の監督、カルラ・シモン(Carla Simón)の最新作です。第一作目は2017年のベルリン映画祭で新人賞を獲得していますが、続く本作は2022年... 2024.12.28 カルチャースペイン
カルチャー 映画「ホールドオーバーズ(The Holdovers)」 10年前に観た「ネブラスカ」のアレクサンダー・ペイン(Alexander Payne)監督の最新作です。主要な登場人物が3人というこぢんまりとした作品ですが、その一人であるメアリーを演じたダバイン・ジョイ・ランドルフ(Da'Vine Joy... 2024.07.01 カルチャー
カルチャー 映画「ハロルド・フライのまさかの旅立ち(The Unlikely Pilgrimage of Harold Fry)」 65歳の男性が英国の南部から北部まで徒歩で縦断するというドラマです。原作はレイチェル・ジョイス(Rachel Joyce)の同名小説で、自らが映画の脚本も手がけています。監督のへティ・マクドナルド(Hettie Macdonald) は主に... 2024.06.17 カルチャー
カルチャー 映画「バティモン5 望まれざる者(Bâtiment 5)」 4年前の「レ・ミゼラブル」で一躍脚光を浴びたラジ・リ(Ladj Ly)監督。この三部作の第二作目もパリ郊外(バンリュー)の老朽化した団地を舞台に、やり場のない怒りに満ちたドラマが展開します。今回のテーマはいわゆるジェントリフィケーションで、... 2024.06.10 カルチャー
カルチャー 映画「関心領域(The Zone of Interest)」 カンヌ映画祭のコンペティション部門でグランプリ、米国アカデミー賞で国際長編映画賞と音響賞に輝いた作品です。主演のサンドラ・ヒュラー(Sandra Hüller)が、同じカンヌ映画祭でパルムドールを獲った「落下の解剖学」にも主演していたことも... 2024.06.03 カルチャー
カルチャー 映画「ありふれた教室(Das Lehrerzimmer)」 ドイツの学校を舞台にした、一見、地味な作品ですが、意外に評判が良いので観てきました。監督はベルリン生まれのトルコ系ドイツ人イルケル・チャタク(Ilker Çatak)。彼にとって長編映画4作目にあたるそうですが、日本で公開されたのはこれが初... 2024.05.27 カルチャー
カルチャー 映画「エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命(Rapito)」 19世紀ボローニャで6歳のユダヤ人少年が警察に連れ去られた事件を題材にした映画です。よく知られた史実だというこの事件を、イタリア統一運動(リソルジメント)を背景に、イタリア王国とローマ教皇領の問題やカトリック教会によるユダヤ人の扱いなど当時... 2024.05.06 カルチャー
カルチャー 映画「異人たち(All of Us Strangers)」 2016年公開の「さざなみ」をブログで褒めておきながら、その次作「荒野にて」は何故かパスしてしまったアンドリュー・ヘイ(Andrew Haigh)監督の最新作。原作は山田太一の小説「異人たちとの夏」だそうですが、場所をロンドンに替え、主人公... 2024.04.29 カルチャー
カルチャー 映画「アイアンクロー(The Iron Claw)」 米国プロレス界で広く知られたフォン・エリック家の悲劇を題材にした劇映画です。監督は「マーサ、あるいはマーシー・メイ」のショーン・ダーキン(Sean Durkin)。人気レスラーだった父親とその息子たちの物語ですので、レスリングの場面が何度も... 2024.04.22 カルチャー