カルチャー

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映画「星の旅人たち(The Way)」

スペインで単に"El Camino"(直訳すると"The Way"、つまり"道")と言うと、サンティアゴ巡礼路(El Camino de Santiago)のことを意味します。この英訳を原題とし、サンティアゴ巡礼の旅を題材にした、文字通りの...
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映画「ジェーン・エア(Jane Eyre)」

非常に英国映画らしい映画です。といっても、監督は日系の米国人ですし、主演の2人もオーストラリア人とドイツ人というマルチナショナルな作品なのですが、物語の進めかたといい、語りすぎない演技といい、どんよりとした空気感といい、私がイメージする英国...
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映画「ミッドナイト・イン・パリ(Midnight in Paris)」

ウディ・アレン(Woody Allen)映画らしい理屈っぽい主人公を、「それでも恋するバルセロナ」のような名所巡り映画とうまく融合させた感じの映画です。そういった面で、昔からのウディ・アレン・ファンも、新しいファンも満足できる映画ですので、...
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映画「ル・アーヴルの靴みがき(Le Havre)」

「街のあかり」などで知られるフィンランドの監督、アキ・カウリスマキ(Aki Kaurismäki)の最新作。1991年の「ラヴィ・ド・ボエーム」以来、カウリスマキ監督としては約20年ぶりのフランス語の映画だそうです。人情溢れる市井の人々と、...
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映画「孤島の王(Kongen av Bastøy)」

先週の「オレンジと太陽」に続いて、過去の隠された事実を描いたドキュメンタリータッチの人間ドラマです。ノルウェーの映画事情を知りませんので、この作品が現地でどういう位置づけなのかわかりませんが、リアリズムを追求した骨太な映画でした。舞台は19...
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映画「オレンジと太陽(Oranges and Sunshine)」

この映画で初めてHome Childrenという言葉を知りました。家庭的な温もりを持った言葉と勘違いしそうですが、1869年から英国で行われてきた児童移民の施策だそうです。これによって10万人を超える英国の子どもたちが、カナダをはじめ、豪州...
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映画「裏切りのサーカス(Tinker Tailor Soldier Spy)」

英国映画好きにはたまらない、なかなか渋いキャスティングの作品です。原作はジョン・ル・カレ(John le Carré)の「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ(Tinker, Tailor, Soldier, Spy)」。なぜか映画のタ...
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映画「少年と自転車(Le Gamin Au Velo)」

もう2週間もしないうちに2012年カンヌ国際映画祭が始まりますね。今年もジャック・オディアール(Jacques AUDIARD)の新作をはじめ、見たい作品ばかりですが、個人的に最も気になるのが、レオス・カラックス(Leos CARAX)の十...
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映画「ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜(The Help)」

映画ブログはモナド定休日の定番メニューなのですが、もたもたしているうちに終了してしまいそうな映画について、いくつかGW中に記しておこうと思います。この「ヘルプ」はエマ・ストーン(Emma Stone)主演の人間ドラマ。彼女は、アンドリュー・...
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映画「アーティスト(The Artist)」

アカデミー賞では作品賞、監督賞など5部門で栄冠に輝き、カンヌ映画祭でも主演男優賞を獲得している、おそらく今年一番の話題作だと思います。この3D全盛の時代に「モノクロのサイレント映画」と聞くと、胡散くさい話題作りではないかと勘ぐりたくなります...