スペイン

カルチャー

ラテンビート映画祭「戦争のさなかで(Mientras dure la guerra)」

2004年の「海を飛ぶ夢」でアカデミー外国語映画賞を受賞したアレハンドロ・アメナーバル(Alejandro Amenábar)の最新作です。15年前の作品が代表作というとかなり高齢かと思われるかも知れませんが、まだ40代の監督です。映画は1...
カルチャー

映画「永遠に僕のもの(El Ángel)」

70年代のブエノスアイレスで連続殺人事件を起こし、その凶悪さとは裏腹な“天使”のような顔立ちで話題になった少年を描いた映画です。その少年カルロス(Carlos Eduardo Robledo Puch)を演じたロレンソ・フェロ(Lorenz...
カルチャー

マリアノ・フォルチュニ 織りなすデザイン展 三菱一号館美術館

スペイン・グラナダに生まれ、パリとローマで育ち、ヴェネツィアで創作活動を続けた巨匠マリアノ・フォルチュニの全貌に迫る大回顧展です。1900年代前半、繊細なプリーツをつけた絹のドレス「デルフォス」で服飾界に新風を吹き込んだフォルチュニは、ファ...
カルチャー

映画「ペトラは静かに対峙する(Petra)」

このところ活躍の場を広げているバルバラ・レニー(Bárbara Lennie)。「私が、生きる肌」の頃はほぼ無名でしたが、ゴヤ賞を獲った「マジカル・ガール」、ガウディ賞を獲った「エル・ニーニョ(邦題:ザ・トランスポーター)」で知名度が急上昇...
カルチャー

映画「誰もがそれを知っている(Todos lo saben)」

ペネロペ・クルス(Penélope Cruz)とハビエル・バルデム(Javier Bardem)というスペイン映画界を代表する夫妻に、「瞳の奥の秘密」などで知られるアルゼンチンの名優リカルド・ダリン(Ricardo Darín)が共演すると...
カルチャー

映画「マイ・ブックショップ(La libreria)」

久しぶりのイザベル・コイシェ(Isabel Coixet)監督作品です。5年ほど前に公開された「しあわせへのまわり道」を見損ねてしまいましたので、私としては「エレジー」「マップ オブ ザ サウンズ オブ トウキョウ」以来、10年ぶりの鑑賞と...
カルチャー

映画「ROMA ローマ」

話題作ですね。ヴェネツィア映画祭で金獅子賞、ゴールデングローブ賞で外国語映画賞と監督賞、米国アカデミー賞で外国語映画賞、監督賞、撮影賞を受賞し、英国アカデミー賞を含め外国語映画賞を競っていた「万引き家族」が、ことごとく割を食うことになりまし...
カルチャー

RCRアーキテクツ展 夢のジオグラフィー TOTOギャラリー間

2017年プリツカー賞を受賞したスペインの建築家集団、ラファエル・アランダ、カルマ・ピジェム、ラモン・ヴィラルタの3人が設立したRCRアーキテクツ(RCR Arquitectes)の展覧会を見てきました。スペイン・カタルーニャ地方にあるオロ...
カルチャー

光の島 INSULA LUX シャネル・ネクサス・ホール

スペイン・バルセロナから北西20kmの場所に位置するサバデル(Sabadell)出身のアーティスト、アントニ・タウレ(Antoni Taulé)の個展を観てきました。1970年から暮らしているというフォルメンテーラ島が舞台です。と言っても、...
カルチャー

映画「家へ帰ろう(El último traje)」

今年2本目の映画もスペイン語作品です。引退したアルゼンチンの仕立て屋が生まれ故郷のポーランドを目指すロードムービーで、その背景にはホロコーストの問題があるとはいえ、暗い映画ではありません。老いやジェネレーションギャップといった現代的なテーマ...