2017年プリツカー賞を受賞したスペインの建築家集団、ラファエル・アランダ、カルマ・ピジェム、ラモン・ヴィラルタの3人が設立したRCRアーキテクツ(RCR Arquitectes)の展覧会を見てきました。
スペイン・カタルーニャ地方にあるオロットを拠点に、土地や文化に寄り添いながら現代的なデザインを創り続けている彼らの歩みと、夢をテーマに進めているプロジェクトの紹介です。ちなみにオロットは、ジョイドアート(joid’art)の本拠地でもあるカタルーニャ州ジローナ県にあります。
パンフレットの緑に囲まれた広大な敷地もまた、ジローナ県にあるガロッチャという場所。ここに研究施設や工房、宿泊施設、パビリオンなどを配した「ラ・ヴィラ」を計画中の彼らは、人びとが集い、学び、自然を空間として体感できる場を実現しようとしています。
そのなかには、長年にわたる日本との交流により生まれた「紙のパビリオン」があり、奈良県吉野町の人びとと協力し合い、吉野杉や和紙を用いて造るそうです。
吉野の職人が建てたパビリオンの構造の一部や、吉野をめぐる旅を追ったドキュメンタリー映像、ドローイングなどを見ることができます。
RCRアーキテクツ展 夢のジオグラフィー
https://jp.toto.com/gallerma/ex190124/
2019年3月24日(日)まで
[店長]