スペイン

カルチャー

映画「シークレット・ヴォイス(Quién te cantará)」

新年初の映画紹介は“未体験ゾーンの映画たち2019”で観てきたこのスペイン映画。2016年春に日本公開された長編デビュー作「マジカル・ガール」で注目を集めたカルロス・ベルムト(Carlos Vermut)監督の最新作です。往年の国民的歌手リ...
カルチャー

ラテンビート映画祭「ローマ法王フランシスコ(El Papa Francisco, un hombre de palabra)」

1999年の「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」以降は、フィクションよりもノンフィクションの方がヒットしている感があるヴィム・ヴェンダース(Wim Wenders)監督。彼が敬愛する第266代ローマ法王、フランシスコへのインタビューを中心に...
カルチャー

ラテンビート映画祭「アブラカダブラ(Abracadabra)」

このラテンビート映画祭で5年前に観た「ブランカニエベス」は、スペイン文化への愛情あふれるモノクロ映画で、ゴヤ賞10部門受賞という快挙を成し遂げた作品でした。続くパブロ・ベルヘル(Pablo Berger)監督の最新作はガラッと趣向を変え...
カルチャー

ラテンビート映画祭「カルメン&ロラ(Carmen y Lola)」

今年で15年目というラテンビート映画祭、第1作目はビルバオ出身の女性監督アランチャ・エチェバリア(Arantxa Echevarria)初の長編劇映画です。マドリード郊外で暮らす16歳の少女ロラの初恋の物語。美しい映像で女性同士の恋愛を描い...
カルチャー

映画「ラ・チャナ(La Chana)」

伝説のフラメンコダンサー、アントニア・サンティアゴ・アマドア(Antonia Santiago Amador)の半生を題材にしたドキュメンタリーです。コスタ・ブラバ(カタルーニャ州北東部の海岸地域)で暮らすヒターノ(ジプシー)の家庭に生まれ...
カルチャー

映画「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス(Buena Vista Social Club: Adios)」

もう18年も経つのですね。ヴィム・ヴェンダース監督が撮ったキューバの老ミュージシャンたちのドキュメンタリー「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」の続編が公開されました。ミュージシャンたちのその後を中心に、彼らの生い立ちから前作で登場したコンサ...
カルチャー

映画「悲しみに、こんにちは(Estiu 1993)」

2017年のベルリン映画祭で新人賞(GWFF Best First Feature Award)を受賞し、ゴヤ賞でも各賞に輝いた作品です。カタルーニャ出身の女流監督、カルラ・シモン(Carla Simón)の長編デビュー作。昨年のラテンビー...
カルチャー

プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光 国立西洋美術館

スペイン王室が収集してきた膨大な数の名画を所蔵するプラド美術館。今までも同館がコレクションするゴヤの名作や小さなサイズの作品に焦点を当てた展覧会(2011年、2015年)がありましたが、今回はディエゴ・ベラスケスの作品を中心に17世紀絵画の...
カルチャー

映画「ロープ/戦場の生命線(A Perfect Day)」

マドリード出身のフェルナンド・レオン・デ・アラノア(Fernando Leon de Aranoa)監督が、2年前のゴヤ賞で脚色賞(主要な賞は「しあわせな人生の選択」が独占)を受賞した作品です。以前もゴヤ賞で監督賞など獲っているベテラン監督...
カルチャー

映画「ナチュラルウーマン(Una Mujer Fantastica)」

4年前の「グロリアの青春」で日本でも知られるようになったチリのセバスティアン・レリオ(Sebastián Lelio)監督。前作は常識にとらわれず自由に生きる中年女性のお話でしたが、本作は自由に生きたくても世間の偏見で思うようにいかないトラ...