カルチャー

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映画「マギーズ・プラン(Maggie's Plan)」

気軽に楽しめる1本です。主要な登場人物3人を演じるのは、「フランシス・ハ」のグレタ・ガーウィグ(Greta Gerwig)、「ビフォア・ミッドナイト」「6才のボクが、大人になるまで。」「ブルーに生まれついて」のイーサン・ホーク(Ethan ...
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映画「未来を花束にして(Suffragette)」

1910年代英国の女性参政権運動を描いた作品です。私はこういった映画を観ると鼻息が荒くなって冷静さを失いがちなのですが、そのあたりを差し引いてもキャリー・マリガン(Carey Mulligan)の演技は一見の価値ありだと思います。4年前に「...
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映画「沈黙‐サイレンス‐(Silence)」

マーティン・スコセッシ(Martin Scorsese)監督の最新作です。原作は遠藤周作の小説「沈黙」。ご存知のように非常に重いテーマの物語ですので、有名監督が人気俳優を配して撮ったとはいえ、気軽に楽しめるような作品にはなっていません。映像...
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映画「The NET 網に囚われた男(그물)」

2013年に公開された「嘆きのピエタ」のブログでは、これを観なければ永遠にキム・ギドクの作品を観ないかも知れないので……と記したのですが、また観てしまいました。作風が変わったという前評判が高かった本作。激しい暴力シーンは見せず、ほのめ...
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太陽の宮殿 ヴェルサイユの光と影 カール・ラガーフェルド写真展 シャネル・ネクサス・ホール

ファッション界のレジェンド、カール・ラガーフェルドの写真展です。17世紀フランス芸術を代表する建物であると同時に、さまざまな物語が繰り広げられた唯一無二の宮殿、ヴェルサイユをとらえたモノクロの作品約40点がご覧になれます。紙の質感や画像の細...
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曖昧な関係 展 銀座メゾンエルメス フォーラム

国籍や年齢、ジャンルの異なる3人のアーティストを紹介するグループ展です。本展のために初めて会った3人が作品を通して互いに刺激し合い、共鳴し合う関係性について考察していきます。スイスのジュエリー作家ベルンハルト・ショービンガーの作品は、釘で作...
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映画「ネオン・デーモン(The Neon Demon)」

2016年のカンヌ映画祭のコンペティション部門に出品され、評価が大きく二分されて話題となった映画です。前々作「ドライブ」で監督賞を受賞しているものの、前作「オンリー・ゴッド」でも賛否が割れましたので、このままカンヌの寵児としてもてはやされる...
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映画「ミス・シェパードをお手本に(The Lady in the Van)」

とってもブリティッシュな映画です。もとが舞台劇だけあってセリフがこなれていて、皮肉を交えた会話の応酬が楽しい1本。こぢんまりした作品ながら、主演のマギー・スミス(Maggie Smith)の熱演のおかげもあって上質なコメディに仕上がっていま...
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世界遺産 ラスコー展 国立科学博物館

旧石器時代美術の最高傑作といわれるラスコー洞窟の壁画が、上野・国立科学博物館で観られると話題になっています。クロマニョン人の壁画が残っている洞窟は、フランスやスペインを中心に300以上あるそうですが、ラスコーはその中でも飛び抜けて優れている...
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映画「ヒトラーの忘れもの(Under sandet)」

昨日に続き北欧の映画です。とはいえ、こちらは第二次大戦後のデンマークが舞台で、テーマも描かれている世界もズシッと重いもの。ナチスドイツの敗残兵である少年たちが、ドイツ軍が埋めていった地雷の撤去作業に駆り出されたという史実をベースに物語が展開...