カルチャー

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映画「BPM ビート・パー・ミニット(120 battements par minute)」

昨年のカンヌ映画祭でグランプリに輝いた作品です(パルムドールは「スクエア」)。監督・脚本のロバン・カンピヨ(Robin Campillo)は日本ではほとんど無名といっていいでしょう。ずっとローラン・カンテ監督の作品で脚本を担当してきた人だそ...
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映画「ハッピーエンド(Happy End)」

「白いリボン」「愛、アムール」と2作続けてパルムドールを獲ったミヒャエル・ハネケ(Michael Haneke)監督。この「ハッピーエンド」もカンヌに出品されましたが、残念ながら3連覇とはなりませんでした。確かに前2作に比べるとインパクトに...
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映画「修道士は沈黙する(Le confessioni)」

「ローマに消えた男」のロベルト・アンドー(Roberto Andò)が監督した2016年の作品です。G8財務相会議の開催中に国際通貨基金の専務理事が自殺し、その前の晩に告解を受けた修道士が握る秘密を巡って、会議の参加者が腹の探り合いをすると...
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映画「聖なる鹿殺し(The Killing of a Sacred Deer)」

前作「ロブスター」に続き、またもや奇妙な映画をカンヌ映画祭に出品したギリシャ人監督のヨルゴス・ランティモス(Yorgos Lanthimos)。前作は審査員賞でしたが、本作では脚本賞を獲ってしまいました。本作の主人公である心臓外科医のスティ...
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映画「シェイプ・オブ・ウォーター(The Shape of Water)」

ヴェネツィアの金獅子賞、ゴールデングローブ賞に続き、アカデミー賞も獲りましたね。監督賞は確実視されていましたが、作品賞は「スリー・ビルボード」ではないかと言われながら、結局、両方とも制覇してしまいました。2014年の「バードマン」以来でしょ...
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映画「ロープ/戦場の生命線(A Perfect Day)」

マドリード出身のフェルナンド・レオン・デ・アラノア(Fernando Leon de Aranoa)監督が、2年前のゴヤ賞で脚色賞(主要な賞は「しあわせな人生の選択」が独占)を受賞した作品です。以前もゴヤ賞で監督賞など獲っているベテラン監督...
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映画「The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ」

本作でカンヌ映画祭の監督賞に輝いたソフィア・コッポラ(Sofia Coppola)。女性監督の受賞は1961年のユリア・ソーンツェワ以来の史上2人目だそうです。女性の監督も大勢いるのに、ちょっとびっくりですね。ちなみにパルムドールを獲った女...
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映画「ビッグ・シック(The Big Sick)」

タイトルにあるように病気が軸になる映画ですが、全体としては明るく楽しいラブロマンスです。脚本家のエミリー・V・ゴードン(Emily V. Gordon)とコメディアンのクメイル・ナンジアニ(Kumail Nanjiani)の2人が実体験をベ...
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パリジェンヌ展 世田谷美術館

18世紀から20世紀のパリでしなやかに生きた女性たちを紹介する展覧会です。巨匠マネのミューズを描いた油彩画《街の歌い手》は、約70年ぶりの修復を経て初公開。その他、社会で活躍する女性を揶揄するシャリヴァリのリトグラフや、当時のトレンドが伺え...
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映画「ウイスキーと2人の花嫁(Whisky Galore)」

原題は“ウィスキーたっぷり”という意味。1941年にスコットランド西岸、ヘブリディーズ諸島で起きた貨物船座礁事故から着想を得て作られた古い映画のリメイクで、積荷のウイスキーを勝手に持ち出した島民たちを描く、ほのぼのとしたコメディ作品です。ナ...