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映画「イノセント・ガーデン(Stoker)」

パク・チャヌク(朴贊郁)監督の作品は「オールドボーイ」などの復讐三部作と、近作「渇き」を観ていますが、この「イノセント・ガーデン」はそれらよりひとつ上の世界に達した感のある作品です。今まで同様、「血」にまつわる物語をエロティックに描いていて...
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映画「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命(The Place Beyond the Pines)」

2011年公開の「ブルーバレンタイン」に続いてデレク・シアンフランス(Derek Cianfrance)監督とライアン・ゴズリング(Ryan Gosling)が組んだ作品です。後半では「世界にひとつのプレイブック」のブラッドリー・クーパー(...
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国立新美術館「カリフォルニア・デザイン 1930-1965」展

乃木坂の国立新美術館で6月3日(月)まで開催されている「カリフォルニア・デザイン 1930-1965 ー モダン・リヴィングの起源 ー」に、駆け込みで出掛けてきました。アメリカ大衆文化の中心を担った、1930年から1965年までのカリフォル...
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映画「愛さえあれば(Den skaldede frisør)」

「未来を生きる君たちへ」で2010年のアカデミー外国語映画賞を受賞したスザンネ・ビア(Susanne Bier)監督の最新作です。前作でマリオンを演じていたトリーヌ・ディルホム(Trine Dyrholm)が、今作でも主役のイーダを演じます...
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湯島:国立近現代建築資料館「建築資料にみる東京オリンピック」展

旧岩崎邸庭園の隣にオープンした国立近現代建築資料館の開館記念特別展示「建築資料にみる東京オリンピック」を観てきました。 1964年の東京五輪のために建設された国立代々木競技場を概観し、その建設を担った技術を紹介。そして2020年オリンピック...
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映画「ハッシュパピー バスタブ島の少女(Beasts of the Southern Wild)」

南ルイジアナのバイユー(緩流河川)で暮らす一人の少女とその父親、コミュニティの人々を描いた映画です。ベン・ザイトリン(Benh Zeitlin)という無名監督の長編デビュー作ですが、サンダンス映画祭で2010年のNHK賞と2012年のグラン...
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映画「偽りなき者(Jagten)」

昨年のカンヌ映画祭で話題になったデンマーク映画です。パルムドールや監督賞は獲れませんでしたが、「007 カジノ・ロワイヤル」「シャネル&ストラヴィンスキー」でお馴染のマッツ・ミケルセン(Mads Mikkelsen)が主役を務め、コンペティ...
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映画「リンカーン(Lincoln)」

米国史に疎い私は、何となく、南北戦争の後にリンカーンが奴隷解放宣言をしたのかと思っていたのですが、実際は逆だったんですね。この「リンカーン」は、奴隷解放宣言の後、激化した南北戦争を終結させるという建て前で、憲法修正第13条の可決を目指して多...
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映画「天使の分け前(The Angels' Share)」

とうとうこの5月で閉館してしまう銀座テアトルシネマ。そのクロージング作品として選ばれたケン・ローチ監督(Ken Loach)の最新作で、2012年のカンヌ映画祭では審査員賞を受賞している映画です。ケン・ローチ監督の作品には、前作「ルート・ア...
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映画「ホーリー・モーターズ(Holy Motors)」

このブログでは、映画好きのお客様にお勧めしたい映画のみをご紹介しているのですが、はっきり言ってこの「ホーリー・モーターズ」は全然お勧めではありません。レオス・カラックス(Leos Carax)監督の「ポンヌフの恋人」に至る3部作が大好きで、...