カルチャー

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映画「華氏119(Fahrenheit 11/9)」

2004年の「華氏911」でブッシュ政権を批判し、ドキュメンタリー映画としては稀なパルムドール獲得を果たしたマイケル・ムーア(Michael Moore)監督が、ドナルド・トランプの大統領就任が確実になった11月9日(一般投票の翌日)に引っ...
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映画「バッド・ジーニアス 危険な天才たち(Bad Genius)」

先週の「クレイジー・リッチ!」に続いて今回も東南アジアを舞台にした映画です。各国で問題になった受験の不正をテーマに、クルンテープ・タウィーパンヤー校というバンコクの中高一貫校で繰り広げられる集団カンニングをスリリングに描いていきます。タイの...
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海を渡ったニッポンの家具 LIXILギャラリー

細密で精巧な職人技術が贅沢に施された明治の家具デザインに焦点を当てた展覧会です。19世紀ヨーロッパを席巻したジャポニスムにのって外国人向けに制作、輸出された絢爛豪華な寄木細工、芝山細工、青貝細工、仙台箪笥、横浜彫刻家具を紹介しています。まず...
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マルセル・デュシャンと日本美術 東京国立博物館

フィラデルフィア美術館が誇る世界有数のマルセル・デュシャン(Marcel Duchamp)コレクションがずらりと並ぶ展覧会です。デュシャン没後50年を記念した巡回展で、油彩画やレディメイド、関連する貴重な資料や写真など150点あまりの展示作...
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映画「クレイジー・リッチ!(Crazy Rich Asians)」

ハリウッド映画ながら、監督はじめスタッフもキャストもすべてアジア系で製作され、全米で大ヒットしたという作品です。王道を往くロマンティックコメディらしい朗らかな笑いと、風刺の効いたひねくれた笑いをバランスよくミックスした佳作だと思います。主人...
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映画「クワイエット・プレイス(A Quiet Place)」

クチコミで人気が高まり、予想を大幅に超えるヒットに恵まれたというホラー映画です。「ボーダーライン」の捜査官、エミリー・ブラントと、「ワンダーストラック」の聾者の少女、ミリセント・シモンズの演技が光ります。プロローグは夫婦と三人の子どもが打ち...
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標本づくりの技 国立科学博物館

自然史や科学技術史を研究し、広めていく博物館活動の基盤となる “標本づくり” に迫ります。現在460万点の標本資料を所有する国立科学博物館では、日々、モノの収集と標本化の作業が行われ、毎年9万点以上の標本が蓄積されているそうです。貴重な標本...
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映画「顔たち、ところどころ(Visages Villages)」

ヌーヴェル・ヴァーグの映画作家アニエス・ヴァルダ(Agnès Varda)も、もう90歳になるんですね。この映画は彼女とフォトグラファーのJRがフランスを旅しながら、市井の人々の顔写真を撮っていくドキュメンタリーです。撮影時期は2年ほど前で...
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眠らない手 エルメスのアーティスト・レジデンシー展 メゾンエルメス フォーラム

新しいアーティストと、老舗メゾン・エルメスの伝統と技を「共有・協働」させるプロジェクト、アーティスト・レジデンシー展を観てきました。2010年夏からエルメスの工房で始まった試みで、選ばれたアーティストたちがシルク、レザー、シルバー、クリスタ...
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映画「500ページの夢の束(Please Stand By)」

ダコタ・ファニング(Dakota Fanning)主演のロードムービーです。彼女が一躍脚光を浴びることになった「アイ・アム・サム」では知的障害を持つ男性の娘役でしたが、本作では彼女自身が自閉症を抱える少女を演じます。先ごろ公開された「オーシ...