カルチャー

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映画「ふたりの女王 メアリーとエリザベス(Mary Queen of Scots)」

16世紀英国を舞台に、スコットランド女王メアリーとイングランド女王エリザベスⅠ世の関係を描いていく作品です。主役メアリーを演じたのは「ブルックリン」「レディ・バード」「追想」のシアーシャ・ローナン(Saoirse Ronan)。数年前「ハン...
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映画「マイ・ブックショップ(La libreria)」

久しぶりのイザベル・コイシェ(Isabel Coixet)監督作品です。5年ほど前に公開された「しあわせへのまわり道」を見損ねてしまいましたので、私としては「エレジー」「マップ オブ ザ サウンズ オブ トウキョウ」以来、10年ぶりの鑑賞と...
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奇想の系譜展 東京都美術館

美術史家・辻惟雄氏が1970年に刊行した「奇想の系譜」がタイトルになっています。江戸時代のアバンギャルドな絵師たち8名、岩佐又兵衛、狩野山雪、白隠慧鶴、伊藤若冲、曽我蕭白、長沢芦雪、鈴木基一、歌川国芳の代表作を紹介する展覧会に駆け込みで行っ...
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映画「あなたはまだ帰ってこない(La douleur)」

1984年に「愛人 ラマン」でゴンクール賞を受賞し、世界的な注目を浴びたマルグリット・デュラス(Marguerite Duras)が、その翌年に発表した自伝的小説の映画化です。舞台になるのは「愛人 ラマン」の時代から15年ほど後の1944年...
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映画「ROMA ローマ」

話題作ですね。ヴェネツィア映画祭で金獅子賞、ゴールデングローブ賞で外国語映画賞と監督賞、米国アカデミー賞で外国語映画賞、監督賞、撮影賞を受賞し、英国アカデミー賞を含め外国語映画賞を競っていた「万引き家族」が、ことごとく割を食うことになりまし...
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映画「天国でまた会おう(Au revoir là-haut)」

フランスの小説家、ピエール・ルメートル(Pierre Lemaitre)が書いた2013年ゴンクール賞受賞作の映画化です。ミステリで有名な作家ですが、本作は第一次世界大戦を背景にしたサスペンスで、その根底にあるのは戦争の愚かしさ。戦争を利用...
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六本木クロッシング2019展 森美術館

変化していく日本の現代アートシーンを継続的に見つめていく展覧会として、森美術館が3年に一度開催しているシリーズ展です。6回目となる今回は「つながり」に着目し、対極にあるものを繋いだり、異質なものを融合させて社会のさまざまな「つながり」を可視...
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映画「グリーンブック(Green Book)」

今年のアカデミー作品賞受賞作です。実話ベースですので良くも悪くも非常にシンプルなお話で、音楽エリートである黒人ジャズピアニストと、ブロンクス育ちのインチキ野郎(the best bullshit artist in the Bronx)であ...
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映画「ファースト・マン(First Man)」

スゴイ映画です。宇宙モノが好きなわけでもないのに、どっぷり浸って観てしまったせいで、帰り道で偏頭痛になってしまいました。おそるべしデイミアン・チャゼル(Damien Chazelle)。初めてこの監督の「セッション」を観たときも衝撃を受けま...
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新・北斎展 森アーツセンターギャラリー

70年にも及ぶ北斎の壮大な画業を網羅的に紹介している大規模な展覧会です。勝川春朗と名乗り、役者絵や挿絵本を手がける浮世絵師デビューから、画狂老人卍と名乗り、独自の発想と表現で肉筆画に取り組んだ晩年まで、画号と作風で6期に分けて辿ります。絵師...