カルチャー

カルチャー

映画「バクラウ 地図から消された村 BACURAU」

とても奇妙な映画ですが、独特の面白さがあって、はまる方も多いと思います。ブラジルのクレベール・メンドンサ・フィリオ(Kleber Mendonça Filho)とジュリアノ・ドネルス(Juliano Dornelles)の2人が共同監督を務...
カルチャー

映画「ホモ・サピエンスの涙(Om det oändliga)」

スウェーデンの奇才ロイ・アンダーソン(Roy Andersson)監督の最新作です。前作「さよなら、人類」が2014年のヴェネツィア映画祭で金獅子賞(最高賞)を受賞したのに続き、本作は去年の同映画祭で銀獅子賞(最優秀監督賞)に輝いています。...
カルチャー

映画「ニューヨーク 親切なロシア料理店(The Kindness of Strangers)」

デンマーク出身のロネ・シェルフィグ(Lone Scherfig)監督。このブログでは英国を舞台にした「17歳の肖像」「人生はシネマティック!」をご紹介していますが、今回はマンハッタンの街角にある古めかしいロシア料理店を軸に交差するマルチレイ...
カルチャー

石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか 東京都現代美術館

「Timeless(時代を超えるもの)、Original(自分にしかできないもの)、Revolutionary(革命的なもの)」をデザインの根幹に捉え、可能性に挑戦し続けた石岡瑛子の大回顧展。デザイナー、アートディレクターとして、映画やオペ...
カルチャー

映画「Mank マンク」

デヴィッド・フィンチャー(David Fincher)監督、2014年の「ゴーン・ガール」以来6年振りの新作です。このブログでは2010年の「ソーシャル・ネットワーク」、2011年の「ドラゴン・タトゥーの女」も取り上げていますが、それらとは...
カルチャー

映画「燃ゆる女の肖像(Portrait de la jeune fille en feu)」

年末公開の洋画ではいちばんの注目作でしょう。セリーヌ・シアマ(Céline Sciamma)監督の最新作は、18世紀のブルターニュを舞台にした女性同士の愛の物語。去年のカンヌ映画祭で脚本賞とクィアパルム賞を受賞していますが、どちらかというと...
カルチャー

ラテンビート映画祭「マリアの旅(La vida era eso)」

今年のラテンビート映画祭2本目は、スペイン人監督ダビッド・マルティン・デ・ロス・サントス(David Martín de los Santos)の作品。初の日本公開作となるこの監督、短編でいくつか小さな賞を獲っていますが、長編ではセビリヤ・...
カルチャー

ラテンビート映画祭「モラル・オーダー(Ordem Moral)」

今年のラテンビート映画祭はオンラインで開催されています。いつも“映画は映画館で!”と言っている私ですが、疫病には抗えず、HDMI接続に戸惑いながら初のネット視聴と相成りました。危惧していた遅延もなく、大画面でも思いのほか鮮明に映り、食わず嫌...
カルチャー

KING & QUEEN展 上野の森美術館

華麗な英国王室のドラマティックでスキャンダラスな物語を肖像画から読み解く展覧会です。モナドから散策がてら行ける上野の森美術館で観てきました。ロンドンにあるナショナル・ギャラリーの別館で、肖像画専門のナショナル・ポートレート・ギャラリーがコレ...
カルチャー

映画「トルーマン・カポーティ 真実のテープ(The Capote Tapes)」

カポーティを知る人たちへのインタビューと評伝の著者であるジョージ・プリンプトン(George Plimpton)の取材テープ、さまざまな記録映像を通じて、稀代の人気作家の生涯に迫るドキュメンタリーです。大枠では、未完の小説「叶えられた祈り」...