カルチャー 映画「どん底作家の人生に幸あれ!(The Personal History of David Copperfield)」 ディケンズの自伝的小説「デイヴィッド・コパフィールド」の映画化作品です。ディケンズといえば日本でいえば漱石のような国民的作家ですから、誰もが知っている名作をどう料理するかがポイントになるわけですが、本作では主人公のデイヴィッドをインド系のデ... 2021.02.01 カルチャー
カルチャー 映画「聖なる犯罪者(Boze Cialo)」 少年院を仮出所した青年が、田舎の教会で新任の司祭と勘違いされ、司祭のフリをしているうちに村人の心を掴んでいってしまうという物語です。実話にインスパイアされた設定だそうですが、ヤン・コマサ(Jan Komasa)監督いわく“ポーランドでは聖職... 2021.01.26 カルチャー
カルチャー 映画「スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち(Stuntwomen: The Untold Hollywood Story)」 先週に続いてドキュメンタリー映画のご紹介です。スタントというとアクション映画、アクション映画というとブロックバスター系ですが、どちらかというとスタント技術よりも“女性と仕事”にフォーカスした作品ですので、私のようにその手の映画をあまり観てい... 2021.01.25 カルチャー
カルチャー 映画「ヘルムート・ニュートンと12人の女たち(Helmut Newton: The Bad and the Beautiful )」 稀代のお騒がせ写真家の生涯と仕事を、関係者たちのインタビューで綴っていくドキュメンタリー映画です。私も本作の証言者の一人であるスーザン・ソンタグ(Susan Sontag)と同じく、ヘルムート・ニュートンの作品に女性蔑視ではないかという印象... 2021.01.18 カルチャー
カルチャー 眠り展:アートと生きること 東京国立近代美術館 日本のナショナルミュージアムによる合同展です。2010年の「陰影礼讃」、2015年の「NO MUSEUM, NO LIFE?これからの美術館事典」(→ご紹介ブログ)に続く第3弾となる今回は〝眠り〟がテーマ。時代やジャンル、地域などの垣根を越... 2021.01.12 カルチャー
カルチャー 映画「ブレスレス(Koirat eivät käytä housuja)」 ハンガリー映画に続く新年のご紹介2作目はフィンランド映画です。フィンランド映画というと、これまでアキ・カウリスマキ監督の「ル・アーヴルの靴みがき」「希望のかなた」や、ユホ・クオスマネン監督の「オリ・マキの人生で最も幸せな日」といった、ちょっ... 2021.01.11 カルチャー
カルチャー 映画「この世界に残されて(Akik maradtak)」 第二次世界大戦後のハンガリーを舞台にした静かな映画です。ハンガリー映画というと、このブログでは「悪童日記」と「サウルの息子」ぐらいしか取り上げていませんが、高レベルの作品を輩出しているようで、前者は米国アカデミー賞外国語映画賞の最終選考に残... 2021.01.04 カルチャー
カルチャー 河鍋暁斎の底力 東京ステーションギャラリー 正統的な美人画からコミカルな放屁合戦絵巻まで、なんでもござれの天才絵師、河鍋暁斎の展覧会はこれまで何度か観に行きましたが(→2015年のブログ、→2017年のブログ)、下絵だけの展覧会は初めてです。本展では、本画とされるものは一切登場せず、... 2021.01.03 カルチャー
カルチャー 錦秋の鳴子峡と、オルレを楽しむ旅 皆さま、新年あけましておめでとうございます。心穏やかにお正月をお過ごしのことと思います。毎年、新年ご挨拶ブログでは異国のお話をしてきましたが、残念ながら、昨年は海外へ旅することが叶いませんでした。その代わり、東北の素晴らしい紅葉を楽しむこと... 2021.01.02 カルチャーモナドのこと
カルチャー 発表! モナドが選ぶ2020年のベスト映画 今年は2ヶ月間もすべての映画館が休館となり、話題作の公開延期が相次いだり、一時はどうなることかと心配しましたが、オンライン映画祭の上映作品2本を含む合計60本の映画(一覧はこちら)をご紹介することができました。最初が「パラサイト 半地下の家... 2020.12.30 カルチャー