カルチャー

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映画「パピチャ 未来へのランウェイ(Papicha)」

アルジェリア出身のムニア・メドゥール(Mounia Meddour)監督が自らの経験を下地にして撮ったデビュー作です。舞台となるのは暗黒の10年(La décennie noire)と呼ばれる1990年代のアルジェ。監督自身も、当時のアルジ...
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映画「おもかげ(Madre)」

邦題だけみるとシャーロット・ランプリングの映画と勘違いしそうですが、フレンチバスク(正確にはランド県)を舞台にしたスペイン映画です。監督は2017年に観た「ゴッド・セイブ・アス」のロドリゴ・ソロゴイェン(Rodrigo Sorogoyen)...
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映画「ライフ・イズ・カラフル! 未来をデザインする男 ピエール・カルダン(House of Cardin)」

もうすぐ100歳だそうです。ご本人も映画の中で“ピエール・カルダンが実在すると知って驚く人もいるが、私はちゃんと生きている”とおしゃってしましたが、デザイナーとしてより、ブランドを表す記号として認識している人の方が多いのではないでしょうか。...
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映画「博士と狂人(The Professor and the Madman)」

オックスフォード英語大辞典、略称OEDの成立過程を描いた映画です。こう書くと英文科の学生向け教材のようですが、ドラマテッィクな展開と出演者たちの演技力のおかげで、ひとときも退屈させることはありません。予備知識なくご覧になると、これが実話ベー...
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国立公園展 国立科学博物館

四季折々に豊かな表情を見せてくれる日本の自然にスポットを当てた展覧会です。森林、湿地、海浜、サンゴ礁など日本特有の景観や動植物を守り、後世に伝えていくために、環境省の指定を受け管理保護されている34の国立公園を通して、多彩な自然が織りなす物...
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映画「異端の鳥(The Painted Bird)」

バーツラフ・マルホウル(Václav Marhoul)というチェコの監督が撮ったモノクロ映画です。無名監督の地味な作品ながら、去年のベネチア映画祭のコンペティション部門に出品され、さまざまな議論を呼んだことで注目を集めました。原作はポーラン...
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映画「エマ、愛の罠(Ema)」

チリ出身のパブロ・ラライン(Pablo Larraín)監督。このブログでも「NO」「ザ・クラブ」「ネルーダ」「ジャッキー」といった監督作品の他、プロデューサとして参画した「グロリアの青春」「ナチュラルウーマン」を取り上げてきましたが、彼の...
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映画「フェアウェル(别告诉她)」

6歳で米国に移住した中華系女性が、中国・長春で暮らす最愛の祖母が末期がんの診断を受けたことで久しぶりに帰国し、そこで経験するさまざまなカルチャーギャップを綴っていく映画です。物語の核となるのは、祖母に余命を告げないと決めた親や親族と、本人に...
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映画「マーティン・エデン(Martin Eden)」

無学な労働者の青年が知的な上流階級の令嬢に惹かれ、文学を志すという物語です。その青年がマーティン・エデンで、主役を演じたルカ・マリネッリ(Luca Marinelli)が、昨年のベネチア国際映画祭で「ジョーカー」のホアキン・フェニックスを抑...
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映画「TENET テネット」

話題作ですね。6年前の「インターステラー」、3年前の「ダンケルク」に続くクリストファー・ノーラン(Christopher Nolan)監督の最新作。この監督の作品ではいつも同じことを記していますが、ご家庭で観て堪能できる映画ではありません。...