カルチャー

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映画「マンティコア(Mantícora)」

2016年に観た「マジカルガール」、2019年に観た「シークレット・ヴォイス」の監督カルロス・ベルムト(Carlos Vermut)の最新作です。2019年に日本絡みのミュージックビデオを撮っているようですが、本作も相変わらず随所に日本への...
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映画「ホワイト・ノイズ(White Noise)」

ノア・バームバック(Noah Baumbach)監督の最新作です。前作「マリッジ・ストーリー」に続いてNetflix独占配信ですが、12月9日から一部劇場で公開されるようです。これまでオリジナル作品を撮ってきたこの監督にとって初めての小説の...
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ラテンビート映画祭「ラ・ハウリア(La Jauría)」

今年のラテンビート映画祭も昨年同様、東京国際映画祭の一部としての開催で、上映本数もわずかでしたが、かろうじて1本(短編1本を併映)だけ観に行けました。2022年カンヌ映画祭の国際批評家週間でグランプリとSACD賞を受賞したというコロンビア映...
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映画「バルド、偽りの記録と一握りの真実(Bardo, falsa cronica de unas cuantas verdades)」

アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ(Alejandro González Iñárritu)が手がけた作品は、ブログを始めた2008年以降に劇場公開された監督作「ビューティフル」「バードマン」「レヴェナント」と、プロデュース作「ルドan...
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映画「ドライビング・バニー(The Justice of Bunny King)

ニュージーランドの映画監督というとジェーン・カンピオン、最近ではタイカ・ワイティティぐらいしか思い浮かびませんが、本作のゲイソン・サバット(Gaysorn Thavat)はその二人に続く新しい才能かも知れません。長編映画第一作目ながらトライ...
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映画「秘密の森の、その向こう(Petite maman)」

セリーヌ・シアマ(Céline Sciamma)監督の作品は「燃ゆる女の肖像」しか観ていないせいで、次作が子どもを主役に据えた映画だと聞いたときは不思議な感じがしましたが、前作も前々作もティーンエイジャーを扱った作品だったのですね。とはいえ...
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映画「3つの鍵(Tre piani)」

ローマ中心部で暮らす3組の家族を描いていくドラマです。同じアパートに住んでいるという共通項があるものの、それぞれの家族に強い結びつきはありません。どの家族にも秘密があるという打ち出しとリンクさせたのか、邦題では“鍵”という言葉を使っています...
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映画「靴ひものロンド」(Lacci)」

イタリアの作家ドメニコ・スタルノーネ(Domenico Starnone)が2014年に発表した小説の映画化です。原作はイタリア語ですが、ローマに移住したピューリッツァー賞作家のジュンパ・ラヒリ(Jhumpa Lahiri)が"TIES"と...
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映画「セイント・フランシス(Saint Frances)」

監督を務めたアレックス・トンプソン(Alex Thompson)にとっても脚本兼主演のケリー・オサリヴァン(Kelly O'Sullivan)にとっても初の長編映画という、普通なら日本で劇場公開されないようなインディ−ズ作品ですが、評判が良...
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映画「C.R.A.Z.Y.」

ジャン=マルク・ヴァレ(Jean-Marc Vallée)監督の作品はこれまで「カフェ・ド・フロール」「ダラス・バイヤーズクラブ」「わたしに会うまでの1600キロ」の3本をこのブログでご紹介していますが、どれも傾向が異なり、そういう意味でと...