パリのピカソ美術館へ

パリ滞在中、マレ地区にある国立ピカソ美術館(Musée Picasso Paris)へ行ってきました。3年間の予定で始まった改修工事は、当初計画の2011年から延びに延びて、ようやく昨年秋にリニューアルオープン。大変な人気だと聞いていたとおり、平日の午後でもけっこう混雑していました。

Picasso_3

もとは17世紀に建てられた邸宅だったこの美術館。パリ市立近代美術館の改修なども手掛けた建築家ジャン=フランソワ・ボダン(Jean-François Bodin)の監修で、展示面積をこれまでの2倍に拡張し、地下1階と、地上0階〜3階まである全5フロアの構造となりました。白い壁が印象的で、以前より明るく開放的になった印象です。

Picasso

地上0階にある青の時代の《肖像画》にはじまり、女性像を描いた絵画や彫刻、闘牛をモチーフにした作品群、戦争をテーマにした絵画などテーマ毎に分けられ、地上3階では、ピカソ自身が蒐集したセザンヌやアンリ・マティスの絵画も観られます。地下1階には、ブラッサイ撮影のアトリエ風景や、ドラ・マールが記録した《ゲルニカ》制作時の写真もありました。

Picasso2

収蔵されている約5,000点のコレクションも魅力ですが、館内のモダンな装飾、贅沢な空間がとにかく素敵。パリ観光の定番でもあるピカソ美術館、何はともあれ必見です。

Picasso3

Musée National Picasso Paris
http://www.museepicassoparis.fr/

[店長]