リッキー・リー・ジョーンズ@ビルボードライブ東京

こういうことを始めて34年になるの、とライブの途中で言っていたリッキー・リー。

デビューアルバム“Rickie Lee Jones”が世に出た1979年から数えたのだと思いますが、その数年前、トム・ウェイツと出会ったときは既にクラブで歌っていたわけですから、おそらく40年近くステージに立っているのでしょう。

そんな彼女の1年ぶりのライブが大阪1晩、東京2晩の計6公演行われ、私は東京初日の2ndステージに行ってきました。去年のブルーノート東京の公演のときに書いたように、彼女の来日公演には必ず出かけていっています。(ブルーノート公演はこちら、クラブクアトロ公演はこちら

今回はあまり宣伝しなかったせいか、空席が目立ちましたが、その分、熱心なファンが集まった感じで、1曲目の“Weasel and the White Boys Cool”からエンディングの“The Last Chance Texaco”まで、ステージと客席が一体となった濃密な時間を過ごせました。(セットリストは彼女のfacebookに)

ステージ上はチェロのエド・ウィレット(Ed Willett)とリッキー・リーの2人のみ。彼女は、前半はアコースティックギターを持ち、後半はピアノの前に座って、最後はアコースティックギターに戻って締めていました。

オーガニックで心に響く演奏ばかりでしたが、個人的には、ピアノに移る前、ギター1本で歌い上げた“The Moon Is Made of Gold”が染みました。落ち込まないで、太陽が沈んだら魔法の時間が来るんだから、という励ましの歌詞が彼女の愛らしい声に乗ると何とも言えない心地よさ。

Rlj

ミッドタウンに向かう外苑東通りで、このTシャツを着た女性を見かけて、思わず私も買ってしまいました。デビューアルバムの写真をモチーフにしたものです。

[仕入れ担当]