大アマゾン展 国立科学博物館

先月行ったパリ植物園(こちらでご紹介)で自然科学にめざめてしまったのかも知れません。モナドのご近所、上野で開催していて、ずっと気になっていた大アマゾン展に行ってきました。

植物6万種、昆虫100万種、鳥類1800種、魚類3000種、哺乳類420種が棲息し、いまでも新種が発見されているという、アマゾンの豊かな生態系を紹介する展覧会です。

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雨季と乾季で水位が数メートルも変化するアマゾン川流域では、樹上で生活する哺乳類も多く、南米唯一のクマ、メガネクマも木の上で過ごし、冬ごもりはしないそうです。また、あの模様が美しいジャガーも、実は、木登りや泳ぎが得意なのだとか。

2014FIFAワールドカップのブラジル大会で、マスコットキャラクターに採用されたアルマジロ。1億年前、南米大陸の分裂時に誕生したと考えられている固有種のひとつで、ボールのように丸くなるのは、甲羅が三つ帯に分かれているミツオビアルマジロとマタコミツオビアルマジロの2種類だけだそうです。

このほか、玉虫色に光る羽根を持つハチドリ、メタリックブルーに輝くモルフォチョウ、鮮やかな原色の皮膚をまとったヤドクガエル、なまずの仲間で赤い尾びれをもつレッドテールキャットフィッシュなど、色とりどりの生き物のはく製、骨格標本、映像資料400点が展示されています。

展覧会のクライマックス、横8メートル高さ4.2メートルの大型4Kシアターで観られる、ナマケモノが懸命に川を泳ぐ姿は必見です。第2会場にある、ピラニアの水槽と、展覧会公式サポーターさかなクンによる、ピラニアのイラスト解説もお見逃しなく♪

大アマゾン展 THE GREAT AMAZON
http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/ueno/special/2015/amazon/
2015年6月14日(日)まで

[店長]