映画は映画館に限るなぁ、と最近思っています。ネットで座席が予約できるようになり、レイトショーをやる映画館も増え、しかもレイトショーだと安かったりと随分と便利になりました。それに、DVDで観ればいいかな、と思っていても、たいてい観ないままになってしまうことが多いので・・・。
この「ガウディアフタヌーン(GAUDI AFTERNOON)」もそう。日本公開は2002年なのですが、観なくちゃと思いつつ、そのままに。最近読んだ本の中でこの映画のことが触れられていて、それで思い出してDVDを購入。ようやく観られたという次第です。が、バルセロナの街並みとガウディの建築物は、やっぱり大きなスクリーンで観たかったですね。洋服やアクセサリーと同じで、映画も一期一会だと思いました。
内容は、かなり個性の強い女性4人(?)と男性1人(?)が繰り広げる、ミステリー仕立てのドタバタコメディです。監督としては「現代の家族のあり方」や「セクシュアリティ」の問題にもスポットライトを当てたかったようですが、その部分はちょっと薄かったような・・・。でも、ガウディの建築物がたくさん映っていますし、カサ・パトリョの内部も見られるので、バルセロナに行ったことがある方は、観てるうちに再訪したくなること間違いなしです。
バルセロナを舞台にした映画って結構ありますよね。たとえば「スパニッシュ・アパートメント」や、日本公開間近の「それでも恋するバルセロナ」(この映画について書いたブログはこちら)。フランスが舞台の映画「パフューム〜ある人殺しの物語」も、バルセロナのゴシック地区でロケをしたそうです。映画を観てバルセロナを旅するのも面白いですよね。
バルセロナは観光客だけでなく、たくさんのアーティストを惹きつける街です。街の雰囲気に魅了され、工房やスタジオ設けているアーティストも少なくありません。ジュエリーデザイナーのラケル・モレノ(Raquel Moreno)もそのひとり。彼女はマドリード出身ですが、今はバルセロナに拠点を移し、世界中に作品を送り出しています。なぜなら、バルセロナは新旧がうまく混在し、クリエイティビティを刺激する自由な空気に溢れているからだそう。そういえば、ゴシック地区の古い建物を大切に残しながら、トラム(Trambesòs / Trambaix)の復活やレンタル自転車(Bicing)の導入といった環境対策は早くから取り入れられていました。そんな気質がバルセロナにはあるような気がします。
そういう彼女でも困っているのが言葉の問題。「バルセロナは好きだけど、カタラン(カタルーニャ語)が分からなくて。カタランって男性的な言語だから好きになれないの」と言ってました。バルセロナの学校はカタランで授業をするので、息子さんから「カタランがしゃべれるようにならなきゃだめだよ」と怒られるそうです。バルセロナ出身のラファ君(輸出担当)によると、昔はカスティーリャ=国語(一般的なスペイン語)と、カタランの両方を教えていたけれど、今はカタランのみだそう。それで困らないの?と聞くと、カスティーリャは、テレビとかで話されているので、学ばなくても理解できるのだとか。
さて、そのラケル・モレノの Paradise Collection(パラダイス・コレクション)から、夏にぴったりのピアスをご紹介します。ワイヤー状のスターリングシルバー(シルバー925)とエナメルを巧みに組み合わせたフックピアス。ホワイトには草、イエローには孔雀の羽が描かれています。着け心地抜群で、縦長のシルエットは、お顔をすっきりと見せてくれます。つばの広いストローハットを合わせると、リゾートスタイルに。真夏に首回りの汗が気になってネックレスをしたくないとき、大ぶりのピアスが活躍します。けっこうインパクトのあるピアスですので、ブレスレットと合わせるのがおすすめです。
Paradise Collectionの一部はe-monadでもお求めになれます。
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