ムンク展 東京都美術館

エドヴァルド・ムンクの画業60年を振り返る大回顧展です。

盗まれても盗まれても元の美術館に戻ってくる代表作《叫び》のテンペラ・油彩画をはじめ、家族や自身を描いた初期の頃のポートレート、愛や嫉妬、孤独や絶望など感情を強烈に描いた木版画、故郷オスロの自然を描いた風景画、明るい色で表現された晩年の油彩画まで、多彩なムンク作品100点が並びます。

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暗闇に浮かぶリトグラフの自画像から始まる本展。1882年19歳のときに初めて自画像を描いたそうですが、生涯で手がけた自画像は80点を超えます。

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こちらは、展覧会の最後を飾る晩年のムンク。写真や映画が好きで、コダックカメラや映画用のカメラも持っていたそうです。自画像の元にした貴重な自撮り写真も観られます。

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新しい技法や表現を探求し、代表作を世間に広めるためムンクは同じ主題を繰り返し製作したそうです。また自分の作品を「子どもたち」と呼び、手元にも多く残したそう。

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これまで目にする機会の少なかった風景画や、美しい色使いの油彩画でムンクのイメージが変わります。

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展覧会ショップに並ぶユニークなコラボ商品も見逃せません。頬に手を添えて悶えるピカチュウや、叫びがうごめくアヤメ(Ayamé)のソックスもあります。

ムンク展 – 共鳴する魂の叫び
https://munch2018.jp/
2019年1月20日(日)まで

[店長]