おべんとう展 東京都美術館

タイトルを見た時から気になっていました♪ 食べることだけでなく、人と人や社会をつなぐコミュニケーション・ツールとしても活躍する “おべんとう” がテーマです。現代作家のインスタレーションや写真作品などを観て、聞いて、触れて新しい発見を体験します。

Bento_1

オランダの作家マライエ・フォーゲルサングの《intangible bento》は、お弁当箱の中に入り込み、そこに住む精霊のメッセージを聴きながら探検するというインスタレーションです。香りのするブースや、参加者たちがお弁当の思い出を短冊に綴るブースがあり、懐かしい記憶を辿ります。

Bento_2

小山田徹氏の《お父ちゃん弁当》は父親である美術家の小山田氏が、小学2年生の娘さんのアイデア画に基づき、幼稚園に通う息子さんのために作ったお弁当の数々です。

下の写真は、割れたたまごを表現していますが、アイデアが斬新! 娘さんからの「作れる?」という挑戦状のようでもあります。

Bento_4 Bento_3

悪い顔をしたパンダのほか、お昼ごはんを食べる時間を示した時計や、桜島の噴火をデザインしたものもあります。フタを開けたときの息子さんの驚いた顔や笑った顔、指示が難解すぎて困っているお父ちゃんの顔が思い浮かぶようです。

Bento_6 Bento_5

江戸時代にお花見や舟遊びに使われていた豪華なお弁当箱や、少女漫画のキャラクターがプリントされたアルマイトのお弁当箱、世界各国のユニークなカタチのお弁当箱も観られます。

おべんとう展
http://bento.tobikan.jp/
2018年10月8日(月・祝)まで

[店長]