あけましておめでとうございます

戌年の今年の年賀状は、ジェフ・クーンズ(Jeff Koons)の「パピー(Puppy)」の写真にしました。

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スペイン北部の街、ビルバオ(Bilbao)にあるビルバオ・グッゲンハイム美術館(Museo Guggenheim Bilbao)の入り口近くに鎮座しています。

昨秋、パリの展示会へ行く前に立ち寄ったとき撮りました。波打つダイナミックな建物が有名過ぎるビルバオ・グッゲンハイム美術館は、ご存知、フランク・ゲーリー(Frank Gehry)の設計です。

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ビルバオはスティーブ・モノ(Steve Mono)の創業デザイナーであるゴンサロさんの出身地です。また、このブログでも記していますが、ヘレナ・ローナー(Helena Rohner)はビルバオ・グッゲンハイム美術館のためのエクスクルーシブなコレクションを制作しています。なので、モナドにも縁のある街なのです。

色とりどりの花々をまとったパピーに小鳥たちもやってきました。

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六本木ヒルズの巨大蜘蛛が、ここにもいました。ルイーズ・ブルジョワ(Louise Bourgeois)の作品「ママン(Maman)」。

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スペイン北部屈指の港湾都市だったビルバオ。鉄鋼や造船で栄えた街が時代の趨勢で衰退したものの、芸術と美食で都市再生に成功した例として有名ですよね。そして、その立役者になったのが、このビルバオ・グッゲンハイム美術館。シンボル的存在です。

実際、ビルバオの街はきちんと整備されていてコンパクト、とても歩きやすく感じました。

美術館近くの川沿いはゆったりとした遊歩道があり、芝生の上をトラムが走り、トラムの線路のすぐ横に自転車道、その向こうに自動車道と歩車分離されています。おかげで子どもや老人が安全に行き交い、観光客がのんびり歩いてまわれます。

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ちょっと座っておしゃべりしたり、休んだりできるように、街中にベンチが置いてあるのですが、浮浪者に占拠されている様子も目にしませんでした。

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というわけで、ビルバオには初めて行ったのですが、とても気に入りました。

さて、明日は、このグッゲンハイム美術館で催されている面白いイベントについて書いてみたいと思います。

[仕入れ担当]