エマニュエル・ソーニエ 展 銀座メゾンエルメス フォーラム

1970年代後半に作家活動をスタートさせてから、自身の美術表現を追求するだけでなく、若手の教育にも積極的に担っているフランス人彫刻家、エマニュエル・ソーニエの個展「ATM tempo Ⅰ/Ⅱ/Ⅲ セロニアス・モンクに捧ぐ」です。

本展は、今年2月にパリのパレ・ド・トーキョーで開催した「Black Dancing」を発展させたもので、ジャズ・ピアニストのセロニアス・モンクへのオマージュとして再構想し、楽曲のように3つのパートに分けて紹介しています。

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最初の空間には黒いインクで染めたガラスの棒と、黒く焼いたり着色した木がリズム良く並べてありますが、展覧会の名前にもなっている ATM の3文字が隠されているのがお分かりでしょうか。

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水を入れた9本のガラス管や、鋭利な梁でつなげたステンレスのプレートが、レンゾ・ピアノのガラス・ブロックの駆体と美しい光のハーモニーを奏でています。

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親交のあるアーティストや彼の教え子が手掛けた写真、オブジェ、絵画などソーニエのコレクションの展示もあり、彼のアトリエに招かれたような気分になります。

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エマニュエル・ソーニエ 展
http://www.maisonhermes.jp/ginza/le-forum/archives/522151/
2017年10月31日(火)まで

[店長]