瀬戸内海西部に位置する芸予諸島のひとつ大三島(おおみしま)が舞台となっています。「日本でいちばん住みたい島にする」をテーマに、経済によらない豊かさを求めた明日のライフスタイルを考えていく取り組みです。
このプロジェクトでは、特産の柑橘をイメージさせる黄色い花を植え、明るい行灯をつくることで昼も夜も歩きたくなる道づくりを考えたり、高齢化で栽培放棄された土地を活用してワイナリーを立ち上げたり……。空家を修復した住まいやオフィスづくりで、これから移住したいと望む人たちへの支援も考えられています。
さまざまな物事の交流が行われている「みんなの家」は、島民や観光客が集う場所です。都会と島を結ぶ仕組みのひとつ「物々交換」には、私たちも気軽に参加できます。
使わなくなってしまったモノだけど、島では手に入れにくくて生活を豊かにするモノやコトを持参して、会場内で島民たちの思い出の品々、たとえばレトロな食器やレコードと交換。預けたモノは会期終了後に大三島まで届けてくれるそうです。
懐かしい気持ちや自然の中に、これからのライフスタイルを豊かにするヒントがあるかも知れません。
新しいライフスタイルを大三島から考える 伊東豊雄 展
http://www1.lixil.co.jp/gallery/contemporary/detail/d_003695.html
2017年6月18日(日)まで
[店長]