ロベール・ドアノー写真展 ライカギャラリー東京

フランスの国民的写真家ロベール・ドアノー(Robert Doisneau)の写真展を観てきました。1952年〜1957年の間に、ライカで撮影したパリの街、ビストロ、見世物などの写真14点が展示されています。

Robertdoisneau

写真をはじめたばかりの10代の頃は、極度の恥ずかしがり屋で人物を撮れなかったというエピソードも紹介されていますが、ドアノーはすぐに撮影するタイプの写真家ではなく、被写体と話し合い、演出して撮影することが多かったそうです。

授業中の教室でふざけている子供たちの写真では、新しい歯が生えてきているのか?口を開けた友だちの歯をさわっています。

メトロのベンチに腰掛けたカップルの写真では、女性がスズランの花を手にしていますが、ちょっと怒っているような、浮かない表情です。独自の世界観でつくられた人間ドラマは、さまざまなイメージをかきたてます。

今月31日には、ライカギャラリー東京の隣りに東急百貨店の「HINKA RINKA」がオープン予定です。お出掛けのついでにご覧になってみてはいかがでしょうか。

ロベール・ドアノー写真展 Les Leicas de Doisneau
https://jp.leica-camera.com/
2016年5月15日(日)まで

[店長]