クリスチャン・ボヌフォワ（Christian Bonnefoi）は、フランスを代表するアーティストの一人。この12月から2014年2月末にかけて、銀座・メゾンエルメスフォーラムにて、日本初の個展を開催しています。
美術史家・批評家としてのキャリアを持つボヌフォワは、伝統的な絵画への問いを物理的、哲学的に追求。絵画の物質的要素に着目し、透過性のある素材などを使った作品群を発表しています。
本展では、1974年以降の活動を代表的なスタイルやシリーズごとに紹介。絵画、デッサン、コラージュなど、大小さまざまな作品が展示され、「銀座上空の黄道十二宮の星座」と題した新作も観ることができます。
そして展示会場の構成を手掛けたのは、若手建築家の中山英之氏です。イタリアの建築家レンゾ・ピアノ（Renzo Piano）によるガラスブロックのメゾンエルメスの中に、もう一つのメゾンを出現させました。高さ最高6メートル、全長50メートル、厚さ41ミリメートルの薄くて大きな壁を自立させ、作品に合わせた大きさ、形、明るさをもつ場所に導きます。時には、その壁がカンヴァスそのものとなり、クリスチャン・ボヌフォワの作品を昇華させていくのです。
クリスチャン・ボヌフォワ展
Christian Bonnefoi
http://www.maisonhermes.jp/user/le_forum/forum_current.php
メゾンエルメス 8階フォーラム：11時〜20時（日曜19時まで）
2014年2月28日（金）まで
［店長］
