東京ステーションギャラリー「植田正治のつくりかた」

先日、丸の内の東京ステーションギャラリーで開催中の「生誕100年!植田正治のつくりかた」を観てきました。

Ueda_shoji_1 Ueda_shoji_2

出身地の山陰地方を拠点に、生涯写真を撮り続けた植田正治氏。構図を決めて撮影する演出写真は、UEDA-CHO(植田調)と呼ばれ、世界的にも注目を集めた写真家です。

本展は、さまざまなポーズをとった自身のポートレートに始まり、山陰の風土を背景に子供たちを撮影した「童歴」からの作品が並びます。

こちらの写真は、代表的な作品「パパとママとコドモたち」。

Papa

撮影場所は、カコちゃんこと、植田氏の長女和子さんが学校の遠足で行ったことのある砂浜。家の裏庭に咲いていた水仙を持っているカコちゃんは、なかなか撮影が進まず腕がくたびれてしまったと作文に綴っています。

そのほか、旅嫌いな植田氏が初めてのヨーロッパで撮影した作品や、砂丘を舞台にしたファッション写真、ミュージックビデオなど、およそ150点の作品を展示。植田正治の世界にどっぷり浸れる展覧会です。

Ueda_shoji_3

UEDA SHOJI 100th anniversary
生誕100年! 植田正治のつくりかた
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/now.html
東京ステーションギャラリー
10時〜18時(金曜20時まで)月曜休館
2014年1月5日(日)まで

[店長]