銀座の資生堂ギャラリーで開催中の「LAS MENINAS RENACEN DE NOCHE 森村泰昌展 ベラスケス頌：侍女たちは夜に甦る」を観てきました。
森村氏は、1985年にゴッホの自画像に自ら扮したセルフポートレイト作品を発表して以降、西洋美術史に登場する人物、マリリン・モンローやマイケル・ジャクソン、浮世絵などをテーマにした変装を試み「自画像的作品」を制作しつづけているアーティストです。
本作のモチーフとなったのは、スペインを代表する17世紀の画家、ディエゴ・ベラスケスの名画「ラス・メニーナス」。
そこに登場する11人になりすました森村氏が、新たなストーリーと共に、全8幕の一人芝居を繰り広げます。
舞台はマドリードのプラド美術館。実際の撮影も「ラス・メニーナス」が展示されている部屋で撮影されたそうです。
作品は、森村氏自身が絵画と対面するシーンから始まり、登場人物に扮した作者が次々と絵の中に紛れ込んでいきます。
今と350年前の世界を行き来するミステリアスな展覧会。銀座へ行かれた際、訪れてみてはいかがでしょうか。
制作秘話が観られるメイキングムービーも必見です。
LAS MENINAS RENACEN DE NOCHE
森村泰昌展 ベラスケス頌：侍女たちは夜に甦る
http://group.shiseido.co.jp/gallery/exhibition/index.html
銀座資生堂ビル地下1階 SHISEIDO GALLERY
11時〜19時（日・祝18時まで）月曜休館
2013年12月25日（水）まで
［店長］
