カリフォルニアのミッドセンチュリー・モダンを紹介した「カリフォルニア・デザイン 1930-1965」展(こちらのブログ )に続いて、いま国立新美術館で開催されている「アメリカン・ポップ・アート American Pop Art _ From the John and Kimiko Powers Collection」展を観てきました。
1960年代のアメリカでは、雑誌や広告など街中にあふれるイメージや、工場で大量生産された商品をモチーフにした現代アートが盛んになります。
先日のブログで[仕入れ担当]も取り上げていたロイ・リキテンスタイン(Roy Lichtenstein)は、漫画の一コマに注目し、ベタ塗りの色、太い線を多用して、ドットで陰影をもたせたインパクトのある絵画を発表。
毎日キャンベル・スープの缶詰を食べていたアンディ・ウォーホル(Andy Warhol)は、スーパーマーケットに高く積まれた缶をそのまま描いて作品にしました。
展示作品は、およそ200点です。ポップ・アートや日本美術に関する世界有数のコレクター、ジョン&キミコ・パワーズ夫妻のコレクションが並びます。
こちらは、アンディ・ウォーホルが描いたキミコ夫人のポートレート。映画スターや政治家を対象とした作品が多い中、一般の人物をモデルにした珍しいケースです。
この作品をコロラド州にあるパワーズ邸に飾る際、アンディ自身が、全部で25枚ある同じポーズの作品の中から9枚を選び、この色の配置で飾って欲しいとお願いしたそう。
展示会場奥にある映像コーナーでは、そんな作家や作品とのエピソードが語られています。
American Pop Art
From the John and Kimiko Powers Collection
アメリカン・ポップ・アート展
http://www.tbs.co.jp/american-pop-art2013/
国立新美術館
http://www.nact.jp/
2013年10月21日(月)まで:10時〜18時(金曜日は20時まで)
毎週火曜休館
[店長]