ずっと行きたいと思っていた展覧会です。会期中に展示作品が入れ替わることは知っていたのですが、年末年始にバタバタしているうちに前期展示を見逃してしまい、このままでは後期展示までも……と思い、やっと見に行ってきました。
人気の展覧会だと聞いていた通り、というか予想以上に混んでいてびっくり。非常に緻密に描かれており、絵の中に文章もあるので、じっくり近くで見たいものですが、そうするとたっぷり時間が必要です。展示数も多く、かなり見応えがありました。
今年も世界的に人気のスカル模様、江戸の時代からだったんですね。しかも歌川國芳が描くスカルはすごいです。パンクで、アバンギャルド! 猫の戯画で構成されたスカル(下の左の絵)まであって、アイデアも豊富です。
着物の絵柄も洋風だったり、アラベスク(?)だったり、さまざまで、顔の表情、風刺の効いた表現など、見れば見るほど面白い絵ばかり。
1時間ちょっと時間があったのですが、最後の方(中盤に面白い作品が多いように思いました)は急ぎ足で、他人の頭越しに見る感じになってしまいました。
遠目でよく見えなかった作品を確認しようと図録を買ってきたので、見逃した前期の作品も落ち着いて見てみたいと思います。
会期が少ししか残っていませんので、空いている日はあまりなさそうですが、いずれにしても、時間に余裕をもってご覧になるとよろしいかと思います。
没後150年 歌川國芳展(東京展)
六本木ヒルズ 森アーツセンターギャラリー
前期:2011年12月17日(土)〜1月17日(火)
後期:2012年1月19日(木)〜2月12日(日)
http://kuniyoshi.exhn.jp/
[仕入れ担当]