お待たせいたしました! ヘレナ・ローナー(Helena Rohner)の 2010-11年秋冬新作のご紹介です。
今シーズンは、Varvara Stepanova(ワルワーラ・ステパーノワ)、Lyobov Popova(リューボフ・ポポーワ)といった、ロシア・アヴァンギャルドやロシア構成主義を代表するアーティストの作品からインスピレーションを得たデザインで、レッド、ブラック、ネイビー、アイヴォリーといった落ち着いたトーンのカラーストーリー。モダニズムとミニマリズムを感じさせるコレクションに仕上がっています。
まずは多くのファンを持つ、スターリングシルバー(SV925)とポーセリンを組み合わせたリングから。この円形が、今シーズンのインスピレーションの大きなポイント。前シーズンの赤(チェリー)とはまた違う、ロシア的な赤です。
同じ形のネイビー。ネイビーのジュエリーはとても珍しいと思います。決して華やかな色ではありませんが、実にモダンです。
こちらはオープンタイプのリング。ヘレナらしい曲線の使い方です。
こちらもレッドとネイビーの2色をご用意しました。
オープンタイプですので、若干のサイズ調整が可能です。
ステパーノワといえば、今年の春、東京都庭園美術館で「ロトチェンコ+ステパーノワ:ロシア構成主義のまなざし」展が開催されていましたね。私も4月末に見に行き、この夫婦の先鋭的なデザインを興味深く見た一人です。
絵画、舞台美術、写真といった様々な分野で活躍したロトチェンコとステパーノワ。革命後のロシアでプロレタリアートのための芸術、生活に密着した芸術を志向した二人は、建築から日用品、服や布地からポスターや印刷物に至るまで広範な領域のデザインを手掛けていきます。ちなみに、下右の画像の顔写真はロトチェンコが撮影した「煙草をくわえたステパーノワ」です。
先月来日したNYのファッションデザイナーが「発想の源泉は現代アートと工業デザイン」と言っているのを聞いて、ロシア構成主義に注目が集まるのも、時代の流れなのだと気付きました。もちろんヘレナ・ローナーの今シーズンのデザインも、そんなファッショントレンドと繋がっています。
★商品の写真に品番/品名を記しております。e-monad(オンライン販売サイト)でお取り扱いしていない商品も通販できますので、お気軽に番号でお問い合わせください。
[仕入れ担当]