今夏はわかりやすく梅雨明けしたかと思えば、連日の酷暑・・・。皆さまくれぐれも熱中症にはご注意ください。
私はワールドカップの禁断症状が出ているようで、ニュースではサッカーの記事ばかり目が行くし、地下鉄に乗れば他人のスポーツ新聞が気になるし、ホント困ったものです。先週も「ポルトガル格下げ」というニュースをFIFAランキングの話だと思い込み、C.ロナウドの不調について語って恥をかきました。
それにしても、ワールドカップ優勝でスペインに注目が集まったのはうれしい限りです。その後も、ペネロペ・クルス(Penélope Cruz)とハビエル・バルデム(Javier Bardem)がバハマで結婚式を挙げたり、スペイン・ムルシアのフラメンコギター国際コンクールの国際部門で、日本人の沖仁氏が優勝したりと、スペインの話題が続いています。どうもスペインが来ているような気がしているのですが、いかがでしょうか。
フラメンコギターと言えば、先月初めのマドリード滞在中に、フラメンコ・カンテ(歌謡)のコンサートに行ってきました。マドリード州アルコベンダスという街(ちなみにペネロペ・クルスの出身地でもあります)で行われた27 Semana Flamenca De Alcobendas 2010。
マドリード州では、今年の6月4日から7月2日までの1ヶ月間、Suma Flamencaというフラメンコのプロモーション月間になっていて、その一環として行われている毎年恒例のイベントだそうです。そのポスターや冊子の写真を、パセオフラメンコの表紙でお馴染の山澤伸さんが撮影されていて、その関係でご招待いただきました。
2日間の初日のコンサートでは、Mariana Cornejo (下の写真)と Juana La Del Pipa の2名の女性カンテと Capullo de Jerez の男性カンテ。歌詞が分からなくても、情感たっぷりの音楽は体で感じることができます。女性のカンテも素晴らしかったのですが、Capullo de Jerez (いちばん下の写真)の歌は感動的でした。
そして、ギターラ(フラメンコギター)の素晴らしいこと。ド素人の私でも、最初の二人のギターラと最後の男性のギターラの違いが分かるくらい、それはそれは素晴らしいものでした。
山澤さんのご友人によると、その翌日のカンテ Jose Menese (下の写真)は現在のトップレベルだそう。一時期、声が出なかったそうですが、再び歌えるようになって、ここ最近で絶好調だった時期のレベルに戻ったとのこと。
「チャンスがあれば絶対に聞いておくべき!」と、再びご招待いただいたのですが、この日のコンサートが23時過ぎに終わり、その後、夜中まで皆さんのフラメンコ談義につきあったせいでしょうか。迂闊にも風邪を引いてしまい、翌日はホテルのベッドで寝込むことに・・・。もったいないことをしました。
[仕入れ担当]