ルネ・ラリック リミックス 東京都庭園美術館

19世紀末から20世紀半ばにかけてジュエリー作家、ガラス作家として活躍したルネ・ラリックの展覧会です。アール・デコ様式の旧朝香宮邸である東京都庭園美術館でその豊かなインスピレーションの源流を探ります。

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1880年代から1900年代に製作されたキャリア初期のジュエリー作品は必見です。ラリックが撮影した雪景色をもとにデザインされたペンダント、湖上に浮かぶ白鳥からインスピレーションを得た指輪、ガラスやエナメルを用いたリーフモチーフのネックレスなど希少な1点ものがずらりと並びます。

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自然光で楽しめるように工夫された本館の展示。香水瓶《カシス》の鮮やかなブルーや、シガレットケース《ねこ》の柔らかな表情も印象に残ります。

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新館ギャラリーの展示は、建築家の中山英之氏が担当。アーチ型の窓にラリックの作品を飾るなど、もうひとつの邸宅に訪れたようです。

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ルネ・ラリックの意志と技術を受け継ぐラリック社の映像も見応えあります。最後にありますのでお見逃しなく。

ルネ・ラリック リミックス 時代のインスピレーションをもとめて
https://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/210626-0905_ReneLaliqueRemix.html

[店長]