真珠 – 海からの贈りもの 渋谷区立松涛美術館

古くから人々を虜にしてきた「真珠」の展覧会です。ヨーロッパでは古代から装身具として親しまれ、日本では明治から注目され、いまでは誰もが一つは持っている「真珠」の魅力と歴史に迫ります。

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16世紀イギリスの宮廷では、富や権力の象徴として「真珠」が重宝され大流行します。ドロップ型の真珠が揺れるクロスのペンダントを身につけたエリザベス1世。左の作品は、この肖像画からインスピレーションを得て制作されたものだそうです。

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19世紀になると、さまざまな技術や素材、デザインが生まれ多様な「真珠」ジュエリーが登場します。

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小さなシードパールをレースのように組んだティアラ、エナメルのミニアチュールやカメオのまわりをパールで装飾したブローチなど可憐で美しいジュエリーの数々。それぞれを収めるボックスも素敵でした。

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雅な日本の「真珠」ジュエリーも必見です。1〜1.5mmのケシパールで縁取られた櫛や笄、流れる水を表現した帯留めなど精緻な細工が際立つデザイン。身につけたところを想像するだけでうっとりしてきます。

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真珠(シェルパールなどでもOKだそう)を身につけて来館された方は入館料が割引されるそうです。

真珠 – 海からの贈りもの
https://shoto-museum.jp/exhibitions/188pearls/
2020年9月22日(火)まで

[店長]