民藝 21_21 DESIGN SIGHT

柳宗悦の審美眼により蒐集された、日本各地の手仕事「民藝」を紹介する展覧会です。
日本民藝館が所蔵する17000点の陶磁器、染織品、木漆工品などから選び抜かれた新旧さまざまな146点の美しい日常品がみられます。

日本民藝館では展示品の名称のみで解説は付けないそうですが、本展では館長を務めるプロダクトデザイナー深澤直人氏のコメントとともに展示されています。

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民藝には、意図的に生み出された美とは異なる大胆さがあり、過激だという深澤氏。思わず微笑んでしまう可愛らしさも併せ持ちます。

使いこなせるのか分からないほど大きな飴切りハサミや、ご破算するには重そうなソロバン、跨がるのを遠慮してしまいそうな白釉のおまるは、使う仕草も含めて愛らしい。

美しい模様がみられる刺し子の野良着や足袋、鮮やかにデザインされた蓑は、根を詰めてものつくりに向き合う作り手の姿が目に浮かび、ありがたく感じます。

日本の“可愛くてすごい”が詰まった展覧会です。

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民藝
http://www.2121designsight.jp/program/mingei/
2019年2月24日(日)まで

[店長]