フランスを代表する写真家サラ・ムーン(Sarah Moon)の個展を観てきました。サラは1960年代にモデルとして活動したのち、70年代からシャネルやディオールなどトップメゾンのファッション広告に携わるカメラマンとしてキャリアをスタート。80年代に作家として作品を制作しはじめてから、アーティストとして30年以上にわたり第一線で活躍している女性です。
作家自身が作品・会場構成を手掛けている本展では、近年の作品にフォーカスし、ファッション、自然、鳥や象など動物を被写体にした写真や映像約100点を紹介。まるで絵画のような作品は古い記憶を呼び覚まし、幻想的な世界に連れて行ってくれます。
白い床と壁で囲まれた会場は、天井にも白い布を張り、作品にスポットライトが当たらないようにしたそうです。柔らかな光の中、儚くおぼろげな作品が浮かび上がってきます。
巡りゆく日々 サラ・ムーン写真展
http://chanelnexushall.jp/program/2018/dun-jour-a-lautre/
2018年5月4日(金)まで
[店長]