メキシコシティを拠点に活動しているアーティスト、アブラハム・クルズヴィエイガス(Abraham Cruzvillegas)の個展です。パリ・東京・ロッテルダムで開催される「水」を主題とした三部作で、本展は、第2章にあたります。
訪れた土地の歴史、政治、社会、経済的な要素をもつ素材を現地で調達し、作品にしていく即興的なスタイルで知られるアーティスト。本展では、日本滞在中に集めた新聞紙、ダンボール、ベニヤ板でオブジェを制作したり、ホームセンターで手に入れたという鍬や鎌を壁に突き立てて作品にしています。またメキシコ固有種のメキシコサラマンダー(ウーパールーパー)を泳がせたり、ワステカ地方の伝統音楽を流すなど、豊かなメキシコ文化を交えて新しい東京を表現しています。
下の写真は、上の作品の中で演奏している映像。作品の一部になっている朝顔と夕顔はツルをぐんぐん伸ばしています。会期後半は、花が咲いているかも知れません。
「水の三部作 2」アブラハム・クルズヴィエイガス展
http://www.maisonhermes.jp/ginza/le-forum/archives/405257/
2017年7月2日(日)まで
[店長]