世界中でもっとも愛されている小ウサギの物語、ピーターラビットの原画展を観てきました。作者ビアトリクス・ポター(Beatrix Potter)の生誕150周年を記念し、私家版の全原画44枚が日本初公開となるほか、作者が愛用していたメガネやデスクなど200以上の貴重な作品・資料が揃います。
ピーターラビットの物語は、病気になってしまったある少年に向けて描かれた絵手紙から生まれました。
母親ジョセフィンと暮らす4羽の兄弟ウサギ。
フロプシー、モプシー、カトンテールは聞き分けの良い子たちですが、末っ子のピーターは元気でいたずら好きです。「行ってはいけない」と言われていたマクレガーさんの畑にもぐり込み、つまみ食いをしているところを見つかってしまいます。お父さんはマクレガーさんの奥さんからパイに入れられてしまったというのに、ピーターは無事に帰れるのか?というのが、最初のおはなし。
「ベンジャミン バニーのおはなし」では、いとこのベンジャミンと共にピーターは再びマクレガーさんの畑に忍び込み、落としてきてしまったジャケットと靴を取り戻しに出かけます。すると今度はネコに出くわして、さぁ大変!というストーリーです。
その後ピーターラビットの物語は、多くのキャラクターを持つ動物たちが登場する絵本シリーズとなりました。マッキントッシュのレインコートを着たカエルのフィッシャーどん、意地悪なネズミのサムエル夫妻、ちょっとおバカなアヒルのジマイマたちが巻き起こすお話など、本展では全24話のストーリーを原画で紹介しています。
このほか、ビアトリクス・ポターが絵本作家としてキャリアをスタートする前に手掛けていた美しいグリーティングカードや、世界で初めて翻訳された日本の「ピータロー兎」も見逃せません。
9月4日(日)に迎えるピーターの誕生日を祝して、9月3日(土)から9月9日(金)の1週間、ピーターと記念撮影ができるイベントが開催されます。また9月5日(月)から9月9日(金)の期間中、青い服を着用していくと限定デザインのポストカードが貰えるそうです。
ピーターラビット展 ビアトリクス・ポター生誕150周年
http://www.peterrabbit2016-17.com/
2016年10月11日(火)まで
[店長]