MOMATが所蔵する12,000点を超えるコレクションの中から、現代美術家・奈良美智がえらんだ約60点が、彼のことばと共に並びます。奈良氏の大学時代の恩師・麻生三郎をはじめ、麻生氏とともに戦中・戦後、作品を描き続けた松本竣介など1910〜50年代の作品群です。
奈良氏は、本展のインタビューで「自分の感性を育ててくれたのは音楽と文学、四季豊かな自然と地方の文化、そしてモノが溢れる前の生活だった」と語っています。美術史にとらわれることなく、自分の心にすっと入ってくるもの、自身のスタイルができるまでに見てきたものから選んだそう。
作品のとなりに置かれた彼のミニ・ドローイングにも注目です。会場でもらえる小冊子を見ながら鑑賞してみてください。
また奈良氏がドイツに住んでいた頃に描いた作品「Harmless Kitty」が4階のハイライトコーナーで公開されていますので、こちらもお見逃しなく。
近代風景 奈良美智がえらぶMOMATコレクション 人と景色、そのまにまに
http://www.momat.go.jp/am/exhibition/nara_selection2016/
2016年11月13日(日)まで
[店長]