少し前のお話ですが、ゴールデンウィークに丹沢まで出掛けてきました。
弥山のブログでも書いたように、去年から山歩き気分が続いていて、新緑の丹沢はいいだろうなぁと思っていたところ、頂上で鍋焼きうどんが食べられる山があると聞いて登ってみることに。
鍋割山(なべわりやま)は標高1272m。丹沢の南端に位置するためアクセスも良く、都内から日帰りできます。
山頂を目指すルートはさまざまで、小田急線の渋沢駅から大倉バス停まで行き、そこから登山路に入るのが最短のようです。しかし、同じ道を往復するのはつまらないと、雨山峠を経由するルートに決定。(この考えが甘かったことに後で気付くのですが・・・)
まずは渋沢駅のひと駅先の新松田駅で降り、バスで終点の寄(やどりき)停留所まで行って、やどりき大橋を目指します。
バス停の上に広がる茶畑の間を写真を撮りながら歩いていきます。
意外に長かったアスファルトの林道を抜けるとようやくやどりき大橋に。傍らのゲートを抜けると、山歩きらしい雰囲気になってきます。
途中「経験者向きの沢沿いコースです」という標識があって不安になりますが、最初の徒渉(沢越え)は、沢を少し上下して、飛び石のあるところを見つけて気合いでクリア。
しかし、これが一度だけではないんですね。何度も徒渉する場所があり、その度に渡れそうな場所を探さなくてはいけません。初心者にはけっこう大変です。
続いて、岩がゴロゴロした沢沿い(ガレ場というのでしょうか)を登っていきます。危ない感じはしませんが、どんどんペースが遅くなり、昼食が心配になってきます。
ときおり視界に入るヤマツツジが目に優しい。
ちゃんと標識もありますし、何カ所か座れる場所もあります。
ようやく雨山峠に到着。この時点で計画より約2時間遅れです。あとは鍋割山に向かうだけと思ったら、これが甘かった・・・。
細い尾根伝いの道があるかと思えば、クサリで登る長い岩場があったりと、ちょっと危険な感じ。慎重にならざるを得ません。いちばん山らしい場所なのに写真が1枚もない理由です。
結局、計画より2時間半遅れて山荘に到着。お腹が空きすぎていて、すぐに食べ始めてしまいましたので、鍋焼きうどんの写真もありません。
山頂からの眺めも清々しい。
実は、ここから塔ノ岳方面に向かい、金冷シという場所から下り始める計画(ルート図)だったのですが、この期に及んでそんな悠長なことは言っていられません。
山頂から後沢乗越までまっすぐ下って大倉を目指すルートに変更です。それでも、林道から大倉バス停まで最後の20分間はヘッドライトが必要な時間帯になってしまいました。
初心者なりの大変さを味わいましたが、それすらも楽しい思い出になるような気持ち良い山歩きでした。
[仕入れ担当]