ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展

世田谷美術館で開催中の「ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展」を観てきました。

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日本の古美術や浮世絵のコレクションが10万点を超えるというボストン美術館から、絵画、版画、写真、工芸など約150点が出品され、西欧で大流行したジャポニスムの系譜をたどる企画展です。

日本の開国以降、たくさんの美術品や日用品がヨーロッパへと渡りました。当時、陶磁器などの包み紙として使われていた浮世絵を見た印象派の画家たちは、その要素を競って自らの作品に取り入れたそうです。

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本展では、名所や季節の情景、女性や自然を大胆な構図と色彩で描いた浮世絵と、それに影響を受けた印象派やアールヌーボの絵画を対比させ、それぞれの関係性をわかりやすく説明しています。

また、多くの浮世絵を蒐集していたクロード・モネ(Claude Monet)の作品の中でも、約1年の修復を経て初公開された《ラ・ジャポネーズ(着物をまとうカミーユ・モネ)》は、いちばんの見どころになっています。

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館内の冷房が低めに設定されていますので、ストールなど羽織るものをお持ちになると、ゆっくりご覧になれると思います。

ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展 – 印象派を魅了した日本の美
http://www.boston-japonisme.jp/
世田谷美術館:10時ー18時 月曜休館
2014年9月15日(月・祝)まで

[店長]