沖仁 SPRING TOUR 2014 〜Monologo〜

日本が誇るフラメンコギタリスト沖仁氏。Monologoツアーのファイナルを飾ったビルボードライブ東京に出掛けてきました。

モナドのお客さまに熱烈なファンの方がいらして、ライブは最高だとお聞きしていたのですが、初の「ナマ・沖仁」は想像以上に素晴らしかったです!!

Okijin

オープニングは、スペインの風景や人々を写したスライドショーをバックに、しっとりとしたギターソロでスタート。今回のツアーは原点に戻って14歳から手にしてきたギターと向き合い、ソロの楽曲を多めに取り入れたプログラムにしたそうです。

最初のおしゃべりで、フラメンコギターの奏法を簡単にレクチャーしてくださったのですが、その手の動きといったら、実に華麗で美しい! おしゃべり後は「禁じられた遊び」。基本に忠実な弾き方を実演しながら、沖仁風のアレンジで聴かせてくれました。

そして、このツアーのカンテを担当した高岸弘樹氏のソロで、ヒターノ(ジプシー)たちの苦悩や嘆きを歌うシギリージャ。

スペイン南部のヒターノたちの間で生まれたフラメンコには、人生の苦しみを表現したものが多くあります。重く暗いシギリージャですが、貧困や差別の中にある魂の叫びを理解することが沖仁氏の変わらぬテーマであり、今回もプログラムに組み込んでいるそうです。

ライブ後半はお客さんとの絡みもあり、もうすぐ誕生するお子さんのために作った楽曲「Esperando」、日本の春にちなんだ曲のメドレー、エンディングの「Spain」まで大いに盛り上がりました!

そしてアンコールではオリジナル曲「Supermoon」をステージから降りて客席をめぐりながら演奏!!なんと私から50センチほどの至近距離で弾いてくれました。

最後の最後まで熱いライブに、スペインへの思いが溢れる夜となりました。

[店長]