日本刀に詳しいお客さまにお勧めいただき、南青山・根津美術館で開催中の「清麿 -幕末の志士を魅了した名工」展を観てきました。
幕末に活躍した日本刀の名工、源清麿の生誕200年を記念し、選りすぐりの名刀約50点を展示。18歳で兄と合作した処女作の脇指にはじまり、江戸や萩で手がけた作品を年を追って紹介しています。
長さ60センチ以上もある太刀は迫力があり、大きな切先や華やかな刃文に魅入ってしまいました。鋭い先端を持つ、木の葉のように模どられた槍は、中央のふくらみに女性らしさすら感じます。
会場内には日本刀の名称や刃文の呼び方などを解説したパネルがあり、2階ラウンジでは備前刀の鍛錬技法を紹介するビデオが流れていますので、日本刀の知識のない私でも楽しく鑑賞できました。
またこちらの美術館では、展覧会鑑賞後の庭園散策も楽しみの一つ。本展の会期は残り僅かですが、この季節の根津美術館はとてもお勧めです。
清麿 -幕末の志士を魅了した名工-
http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/
根津美術館:10時00分ー17時00分、月曜休館
2014年4月6日(日)まで
[店長]