エディ・リーダー@ビルボードライブ

2010年12月のライブ以来のエディ・リーダー(Eddi Reader)です。そのときの予定では、年明けに再来日して「お花見 World Beat」というイベントで上野公園のステージに立つはずだったのですが、震災の関係で中止になり、2年の間を空けての日本公演となりました。

新しいアルバムが出たわけではありませんので、今回もプロモーションツアーのようなものではなく、どちらかというとファンの集まりのような寛いだ雰囲気のライブでした。

いつものメンバーが出揃うと、スタートの曲はDragonflies。彼女のファンならたいてい口ずさめる、エディ・リーダー的な世界感が詰まった1曲です。

続いて「ずっと遠くにいると、普段とは違ったタイプの人に心が奪われたりするでしょ? 私もコンサートに出てるとステージの片付けをしている人にふと惹かれたりして、よく見るとタトゥーだらけで歯が欠けてて全然イケてない人だったりするんだけど…」というお喋りで会場の笑いをとりながら、そういう状況を歌ったというMuddy Water。

そして未発表の新曲、April Blues。春は恋のシーズンで、みんな恋に落ちるけど、そんなときに独りぼっちででいる気持ちを歌にしたそう。

今回のライブではもう1曲、Vagabondという新曲を歌っていましたが、こちらは彼女のサイトからダウンロードできます。どちらも年内発売予定のアルバムに収録されるとのことで、彼女も「次のライブには新しいアルバムを持ってくるからね」と話していました。

もちろんヒット曲のPerfectやPatience of AngelsやAllelujahも歌いましたし、最近のライブでよく歌っているLa Vie En Roseもアカペラで演りましたし、歌いながら踊って見せたり、いつもながらサービス満点のエディ・リーダーで、あっという間の1時間半でした。

Eddi1

今回は、ライブ終了後にサイン会がありました。上の写真は私がサインをもらっているところですが、エディ・リーダーの赤い帽子は彼女のおばあちゃんのものだそうで「もう94年くらい誰も被っていないから私がもらうことにしたの」ということでした。

Eddi2

[仕入れ担当]