展覧会「シャガール 愛をめぐる追想」

Chagall_1 先日、日本橋高島屋のギャラリーで開催中のシャガール展に行ってきました。

いつもご愛顧いただいているお客さまから「とっても良かったから」と招待券をいただいたのです。ありがとうございました。

日本では未公開だった、ジュネーヴの個人コレクターが所蔵する作品を中心とした展覧会で、愛をテーマにした、油彩画、水彩画、版画など、およそ80点が展示されています。

それほど大きな作品はありませんが、絵にまつわる話から、シャガールの生い立ち、両親や恋人など作品の背景を記したパネルが添えられています。

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「婚約者たちのためのエスキース」

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「ピエロたちと石油ランプ」

シャガールの幻想的な作品には、日常の感情や習慣が表現され、ひとつひとつ言葉の意味が隠されていました。

頭を傾けたしぐさは、強烈な恋に落ちたときの表情で、空に浮いている花嫁は、空中に舞い上がるほどの嬉しさを表現しているのだそう。

ほかにも、空を飛んでいる人の絵には、自分で道を切り開くという意味もあり、頭を逆さに描くことで、気が狂うほどの悲しさを表しているのだとか。

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「画家の夢」

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「ロバの横顔の中のカップル」

鮮やかな色彩の美しさを堪能しただけでなく、丁寧な解説のおかげで理解も深まりました。

来週の月曜、25日まで開催されています。お仕事帰りや、お買い物の合間に、いかがでしょうか。

シャガール
愛をめぐる追想 日本未公開作品を中心に

日本橋高島屋8階ホール
http://www.takashimaya.co.jp/tokyo/event2/index.html
2012年6月25日(月)まで
入場時間:10時〜19時30分(最終日17時30分まで)

[店長]