「ココ シャネル 1962」ダグラス カークランド写真展

Cocochanel01 現在、銀座のシャネルで開催されているココ シャネル(Coco Chanel)の写真展「ココ シャネル 1962」を観てきました。

撮影は、1960年代から70年代にかけて米国のLOOK誌やLIFE誌などで活躍したカナダ人写真家・ダグラス カークランド(Douglas Kirkland)。最近になって写真家の倉庫からネガが発見されて実現した巡回展だそうで、ニューヨーク、マイアミ、ホノルル、香港を経て、ここ東京に。

1962年の新作コレクション発表までの3週間、シャネルに密着して撮影した作品の数々。1954年に亡命先のスイスから帰国し、ファッション界に奇跡のカムバックを果たした後のことです。

その牽引役となったシャネルスーツに身を包み、たっぷりのビジューファンタジー(Bijoux Fntaisie)を纏ったシャネル。シガレット(KENTでした)をくわえて仮縫いをする姿は、神々しいほどでした。

顧客だったポンピドー大統領夫人(Claude Pompidou)や、映画「イヴ・サンローラン」にも出ていたモデルのベティ・カトルー(Betty Catroux)、写真家のリチャード・アヴェドン(Richard Avedon)といった写り込んでいる人たちに時代を感じます。

Cocochanel02 これはアトリエの中国趣味の屏風から顔をのぞかせるおどけたシャネル。彼女には珍しい笑顔の写真がとても印象的です。

こじんまりとした写真展ですので、銀座にお出かけのついでにでも覗いてみてください。

ココ シャネル 1962(Douglas Kirkland Photographs 1962)写真展
シャネル・ネクサス・ホール(銀座)
2010年9月29日まで・無休
12:00〜20:00
http://www.chanel-ginza.com/nexushall/

[仕入れ担当]