アートイベント「鈴木康宏 まばたきツアー@原美術館」

友人に誘われて、先週末に行われた「鈴木康宏まばたきツアー@原美術館」というイベントに参加してきました。

「BloomBUS! ブルンバッ!」は、原美術館と品川駅の間を毎週日曜日に運行している無料のミニシャトルバスですが、これは原美術館と経済・金融情報で知られるブルームバーグL.P.が、若手アーティストの支援とアートへのアクセス向上のために取り組んでいるプログラムです。

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2010年6月から運行しているバスのアートワークを手掛けたのが鈴木康宏氏。原美術館を特徴づけるさまざまな形の“窓”がバスにあしらわれていて、取り付けられたレンズが瞬きをしながら不思議な景色を写し出しています。

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このイベントは、作家本人がバスガイドとなり、バスを含めた数々の作品を見ながら、それにまつわる話を伺うというもの。ブルンバッ!の乗車に始まり、実際にあしらわれた窓を探しに建物内を見学するのですが、普段は入ることのできない裏庭などを巡り、美術館が建てられた当時の写真なども拝見しました。

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上の写真は裏庭のはっさくの木です。現在開催中の展覧会「崔在銀展 アショカの森」の為に植えられた作品の一部ということでした。

ホールで行われたトークでは、これまで手掛けた作品を前に熱く語ってくださいました。下は鈴木氏の作品「遊具の透視法」をミニチュアで再現中の写真です。ミニチュアと言っても、映像で見るのとは全く違う感覚で、迫力があります。

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また、展示されていた作品「銀閣寺のチョコレート」が実際に食べられるのか非常に気になって、直接、鈴木氏に尋ねてみたのですが、残念ながら本物のチョコレートではないそうです。でも「僕も銀閣寺をかじってみたいです」とおっしゃっていたので、今後そういう作品も登場するかも(?)知れません。

少人数のイベントだったこともあり、作家の方や原美術館を、より身近に感じることができました。

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[店長]