「ルイス・バラガン邸をたずねる」展

モナドからも近いワタリウム美術館へ「ルイス・バラガン邸をたずねる」展を見に行ってきました。
Barragan

メキシコを代表する建築家の一人、ルイス・バラガン(Luis Barragán Morfín)が、1988年に死去するまでの40年間過ごしたバラガン邸は、2004年に文化遺産として選ばれました。そのバラガン邸のオリジナル家具や骨董を持ち込んで、ワタリウム美術館の2階から4階に、書斎、リビングルーム、ライブラリー、庭、ダイニング、ベッドルームを再現。空間構成は、国際的に活躍されているSANAAの妹島和世さんと西沢立衛さんが手がけています。

シンプルな幾何学的デザインに、比較的背の低い重厚な木製家具や庭の木々が柔らかく調和。計算された光と陰が、とても温かい幸せな気分にさせてくれたり、少し寂しく孤独を感じさせる空間になっていました。

朝と昼と夜と、違う印象を受けそうで、何度も訪れたくなります。幸いチケットは、会期終了まで何度も使えるパスポート制。また、先着なのですが、17時からオリジナルのダイニング家具でお茶をいただけます。お茶と夕焼けの陽射しを楽しみながら、展示解説を聞きに再訪したいと思っています。

メキシコのバラガン邸2階のゲストルームに宿泊された建築家の安藤忠雄さんは、4つに仕切られた窓から浮かび上がる光の十字架に感激されたそう。また一つ、行ってみたい場所が増えてしまいました。

ルイス・バラガン邸をたずねる
会場:ワタリウム美術館
会期:2009年9月9日(水)から 2010年1月24日(日)
http://www.watarium.co.jp/museumcontents.html

[店長]