カッパドキアのご来光

皆さま、明けましておめでとうございます。
2020年の年賀状は縁起良くご来光の写真にしてみました。

と言っても、初日の出ではありません。
昨秋に訪れたトルコのカッパドキア(Cappadocia)の上空から撮影したものです。

Happynewyear2020

トルコ中部アナトリアの高原地帯に位置する世界遺産のカッパドキア。一度は訪れてみたいと思っていた場所で、念願叶って熱気球にも乗ることができました!

さすがトルコ有数の観光地なだけあって、熱気球を運航している会社はたくさんあります。各社のウェブサイトからも予約できますが、直接ではなく、ツアー会社に申し込むのが良さそうです。なぜか直接予約よりも安いのです。また、現地でも申し込めるという情報がありますが、最近は人気が高まっていて直前予約は非常に難しく、驚愕的な高値になることもあるそう。

というわけで、私はVELTRAのサイト経由でツアー会社に3ヶ月前に申し込みました。

まだ真っ暗な朝4時半くらいに車でホテルまでピックアップに来てくれて離陸場所へと移動。風上から離陸しますので日によって場所が変わります。

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どの熱気球会社も First Flight と Second Flight で毎朝二回ずつ運航しているようですが、断然、日の出が見られる First filight がおすすめです。

ただ、天候によっては運航しない日もあります。決定を下すのは政府機関ですので、運航会社はどうすることもできません。以前、落下事故があり、規制が厳しくなったようです。実際、私が乗った翌朝はキャンセルになったそうで、まったく熱気球が飛んでいませんでした。

車中で簡単な軽食を済ませ、熱気球の準備が整うまで待ちます。
次第に気持ちが盛り上がっていきます。

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20人乗りの籠が一般的なようです。
籠の真ん中に操縦士さんのブースがあり、その両側が各2等分されていて、1区画5名ずつ、体の大きさによって振り分けられている感じでした。

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今回、気球について調べていたら、スペイン・バルセロナにある Ultramagic社 の気球が有名なんですね。

足がすくむかなと思ったのですが、気がつけば離陸しているような、ふんわりとスムースに上がっていきます。

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1500〜1800メートルくらいまでぐんぐん上がっていきます。
眼下に広がる風景は圧巻です。

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だんだんと地平線が白んできました。
そして待望の日の出〜。感動です!!!

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約1時間のフライトもあっという間。最後は野原に着陸するわけですが、荷台付きトラックが風向きをみながら先回りし、操縦士さんが地上とトランシーバーで連絡を取りながら、荷台の上にきっちりと籠を載せます。さすがのテクニックです。

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最後はちょっとしたセレブレーション。ザクロジュースでわったスパークリングワインで乾杯♪ 真ん中の女性が、今回安全に運航してくれた操縦士さんです。

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トルコはムスリムの国ですが、お酒が飲めます。というか、カッパドキアにはワイナリーがあって、ワインが有名だそう。

話が逸れましたが、お天気に恵まれた初の熱気球体験は一生の思い出になりました。チャンスがあれば、映画「雪の轍」の映像のように雪に覆われた幻想的なカッパドキアも体験してみたいと思っています。ただ、秋冬は悪天候でキャンセルになることが多いそうですので、悩ましいところですが。。。

カッパドキアは、その大自然だけでなく、4千年もの長い歴史とその間に培われた豊かな文化があり、見所満載です。

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下の写真は、夕日でバラ色に染まったローズ・バレー(Kizil Cukur)。日の出から日の入りまでいろんな表情を見せてくれます。

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時間が許せば少し長めに滞在して、ウフララ渓谷(Ihlara Vadisi)まで足を延ばしてみられるのも良いです。カッパドキアの中心の街ギョレメ(Göreme )から車で1時間強のところ。約4キロの道のりをひんやりと澄んだ空気を吸いながらのんびりとハイキングするのは格別です。

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今回のトルコ旅行では、カッパドキアから、コンヤ(Konya)、パムッカレ(Pamukkale)を経由して、イスタンブール(Istanbul)へ移動しました。明日はイスタンブールで観た旋舞「セマー(Sema)」について書きたいと思います。

[仕入れ担当]