4億年もの長いあいだ、自然界を生き抜き進化してきた虫たちをさまざまな角度から考察し、デザインのお手本とした展覧会です。数名のデザイナーや建築家が参加し、多様な作品を発表しています。

つるつるのガラス面でもスイスイ歩いて移動できる、てんとう虫の脚を発想源にしたスニーカー、履き心地が気になります。
小さなてんとう虫には、計6本の脚がついていて、一本一本の脚の裏はブラシのようになっているそうです。毛先がものに掴まりやすいフック型のものと、張り付きながらも離れやすい吸盤型のものがあり、かかとや土踏まずなど部位に応じて最適な毛先になっているそう。

すべての漢字に虫がつきます。蝶や蚕など虫を表すものもあれば、蟹や蛙、虹など虫でないものもあり。なぜ、この漢字に虫がついているのかを想像するのも楽しいものです。

アゲハの幼虫は成長して色が変わると性格も大胆に変わる、スズメバチやアシナガバチの巣の素材は和紙そっくり、クモの糸の種類は7つある、ミミズの体には毛が生えている・・・などなど、会場のあちらこちらに散りばめられている虫の豆知識も見つけられます。

虫展 デザインのお手本
http://www.2121designsight.jp/program/insects/
2019年11月4日(月・祝)まで
[店長]